セミナーオタクの本質!自分だけは大丈夫と思っていませんか?
今の日本には、たくさんのセミナーが存在しています。事業を成功するための秘訣、幼少期から成人期まで何か変わった体験をしてきた人の体験談、商品の上手なアピール方法、一般常識やマナーの作法についてまで、数えたらキリがありません。参加したことがあると言う人もいるのではないでしょうか。
セミナーに参加する人の心理とは?
誰もが存在するセミナーに参加するわけではなく、自分で選んで参加費用を払って参加するのが一般的です。たくさんあるセミナーの中から「これ!」と選んで申し込んでから参加をするわけですが、セミナーに参加する人は何を目的として参加をしているのか、改めて聞かれると難しいという人も多いでしょう。
セミナーに参加する人の心理として一番多いのは「成功したいから」です。例えば、事業をしている人は自分の事業を成功させるためのノウハウや成功体験をセミナーで聞いて、それを自分の事業にも生かしたいと思います。実際に行われているセミナーでも、成功体験談やノウハウを教えるものが多いです。
そして、セミナーで話を聞いて「励まされたい」という心理で参加する人もいます。自分の人生がうまくいかなくて悩んでいる人は、同じような悩みを持っている人や過去経験していた人が一転して成功した体験談を聞いて、「こんな人もいるんだ、この人ががんばって成功したならば自分もがんばろう」となるわけです。
何かを成功させるノウハウを教えてもらいたい、自分と同じ境遇の人の成功体験を聞いて励まされたい、成功のきっかけを掴みたい、このような心理からセミナーに参加する人がほとんどだと思っていいでしょう。
誰もが悩みを抱えていますし、セミナーに参加して問題や悩みが解決したり、貴重な仲間ができる場合もあるでしょう。
セミナーオタクとは?
セミナーがたくさん存在すると、「セミナーオタク」という人も増えてきます。その名のとおり、「セミナーに参加することに対して熱心に活動している人」のことです。
たくさんのセミナーに参加することは、得られる知識もそれだけ増えるでしょうから、悪いことではありません。
ただ、「こんな方法があるんだ」「こんな人もいるんだ」とセミナーに参加することで得られた知識があったとしても、特に自分の仕事や人生に生かすこともなく、参加費用と参加した時間が無駄に終わってしまうパターンを繰り返す人を「セミナーオタク」と言ったりもします。
セミナーオタクにならない為に
たくさんのセミナーに参加するのはいいことです。しかし、セミナーに参加して終わりという残念な結果にならないように、ただたくさん参加しているだけにならないように、注意点をいくつか覚えておきましょう。
よく話を聞く
まず、セミナーの最中はとにかく話を聞くことです。メモをずっと取っている人がいますが、メモに夢中になってセミナーの内容を覚えていない人もよく見られます。
実行する
そして、聞くだけ聞いて終わりの人は要注意です。ただ情報収集に来て終わりではなく、それを自分でやってみるとか、仕事に生かす方法を「考えて実行する」までやりましょう。
その日から又は翌日から出来る事を必ず実行してみましょう。
講演者に直接話を聞く
最後に、できればセミナーが終わった後に、講演者に直接話を聞くようにするのも忘れないでください。講演者は大勢の人に向けて当たり障りのない話をしています。そのため、「自分はこのような状況なのだけれど、どのような解決方法があるか」と自分の置かれている状況を話して、解決策などがないかを聞いてみましょう。
無料または有料の個別相談やメールサポートなどがあるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
セミナーオタクになりやすい人
セミナーオタクになりやすい人とはどんな傾向があるのでしょうか。
他力本願な人
まずなりやすい人の代表例ですが、「なんでも教えてもらおう」と他力本願の人は危ないです。そもそも、セミナーはただ参加して話を聞くのが目的ではありません。
申し込む時には「なぜセミナーに行くのか?」などもう一度目的を確認すると良いでしょう。
教えてもらうのが目的の人
セミナーは話を聞いた結果、「それを自分に生かす方法を考える」「考えて行動する」のが目的です。とりあえず参加して良い方法を教えてもらおうと、自分では考えるのではなく、教えてもらうことを目的としている人はセミナーオタクになりやすい人と言えます。
その方法が合わないのに続ける人
教えてもらった結果、それを行動に移さずに終わる人もいますし、反対に実行したとしても、自分にはその方法が合わないと気づかずにやり続けて失敗する人も多いです。
何か実行した後には必ず検証する事をおススメします。そして再度プランを立ててもう一度行動しましょう。自分に合っている方法かどうかが認識しやすくなります。
人脈作りが目的の人
セミナーに参加して仲間や話し相手を作りたいという、人脈作りの目的でセミナーに参加する人もいるかもしれません。仕事でもプライベートでもどの様な人と付き合うのかはとても重要です。
人脈が広がるのは良い事ですが、「こういうセミナーもあるよ」「こういう人たちが集まってるよ」とか人脈作りを逆手に取る人もいるかもしれないと言う事は考慮しても良いかもしれせん。
「自分は大丈夫と思はない」でおくことも大切な視点となるでしょう。
セミナーオタクになりやすいタイミング
そして、「何をしてもうまくいかない」「全然成功していない」時期は、セミナーオタクになりやすいタイミングと言えます。たくさんのセミナーに参加しまくっている人は、セミナーに参加することでモチベーションを上げたい心理が働いているのです。
そのため、自分の今の状況が悪いときに、いろいろなセミナーに参加しがちになります。業績不振である、仕事がうまくいかない、就職がうまくいかないなどのときは気を付けましょう。
勿論、セミナー自体が悪いわけではありません。
よくあるセミナー商法
セミナーや勉強会はバックエンド商品を売るための入り口のとなる場合も多々あります。つまり、宣伝広告などで教材や商品に興味を持った人を集めて、集まった人達に宣伝広告した商品とは違う関連商品も紹介していくと言うパターンです。
例えば、初心者向けのセミナーに行くと、中級者向けセミナーや上級者向けセミナーが用意されていたり、無料相談会で集めた人に有料の相談会を紹介するなどです。この方法自体はよくある方法で何も悪くはありません。むしろ、バックエンド商品がないセミナーや勉強会の方がまれでしょう。
この辺に関してはマーケティングやセールスなどを勉強すると色んな方法や落とし穴があるのが確認できます。
セミナーは終わった後の行動が大切
セミナーはただ参加するだけでは、何も得ることができないと言っても過言ではないかもしれません。セミナーで聞いたことや得た知識を実際に自分に生かすために、行動することが大切です。
セミナーに参加しても何も変わらなかった、という人もよくいますが、それは当たり前のことと言えます。ただ話を聞くだけで変わることができる、魔法のようなセミナーはありません。参加後に自分が動かなくては意味がないことを覚えておきましょう。
まとめ
- セミナーに参加する心理を知る
- セミナーオタクとはどんな人か知る
- ならない為の対策を知る
- なりやすい人もいる
- なりやすいタイミングがある
- よくあるセミナー商法を知る
- セミナー後が大事
人は自然と自分の心と行動のバランスを取ろうとする様です。例えば、給料はすごく安いけどとても良い内容の仕事をしているとか、かなり高額だけどそれだけ価値のあるセミナーに参加しているとか、自分を保つ為の思考パターンが出来やすい様です。
現実を見据えて、言い訳にならないように行動できるのが理想かもしれませんが、なかなか難しいものです。つまり、誰でもセミナーオタクになりうる要素を持ち合わせていると言えるでしょう。
今回は「セミナーオタク」についてのお話しでした。