教えるのが下手すぎて教育係に向いていない人の7つの特徴!

2024年5月6日

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皆様は、人に物事を教えるのが上手ですか、それとも苦手ですか。転職した会社などで新しく仕事を教えてもらう時や引き継ぎの時に、「この人から教えてもらいたくない」と感じたことはありませんか?
新人や後輩を教えるときに「ちゃんと伝わっているのだろうか?」と不安になったことはありませんか?なぜその様に感じたのでしょうか?
教えるのが下手な人にはいくつかの特徴があります。今回はその特徴を深堀していきます。

上から目線の高圧的な態度

もしあなたが、上から目線の高圧的な態度で感情を衝動的に言葉に出しながら部下や後輩、新人に教えているとしたら、かなりの確率で嫌われているでしょう。尊敬とはかけ離れた存在になっているかもしれません。

そもそも人としてどうなの

部下や後輩、新人は精神的に委縮してしまい聞きたいことを聞けない状況をあなたが作ってしまっているかもしれません。教えてもらう側は、精神的なブロックを作ってしまい、わからない事があっても「ほかの人に質問しよう」と考えるかもしれません。

さらに、他に聞ける人がいない状況は苦しい精神状態を作ってしまいます。どの立場であっても決して初心を忘れてはいけません。

会社の足を引っ張ってる

当然、この状況は個人の問題だけではなく会社や組織にとって大きなマイナスです。この状況が繰り返されているとしたら経営陣としては放っておけない由々しき問題です。

また、経営陣にもこのような人がいる組織は、第三者のアドバイスなどを取りいえる工夫が必要でしょう。しかし「そんな事は絶対に言えない‥」ということに既になっている会社で働いているとしたら転職を考える人がいてもおかしくはありません。

相手の気持ちが理解できない人や組織の未来は決して明るくないでしょう。仕事だから許される、我慢すると言う時代はとっくに終わっています。

相手の理解度を把握していない

人に物事を教えるときは、まず相手が何をどれくらい知っているか、何をどれくらい出来るかを把握してから、指導する側の要望を織り交ぜて、その人に合わせた指導をしていくのがベストでしょう。教える側からも積極的に質問して相手の理解度を確認しましょう。

事前準備と対策

会社などで大人数を同時に教える場合などでは、個人差をすべて考慮して指導していくには無理が出ますので、宿題や予習なども取り入れながら個人に寄り添ったプランを作っていくと良いでしょう。また複数のプランをあらかじめ作っておくのも得策です。

相手目線は必須スキル

最悪なのは、相手が知らない前提で相手が知っていることを一方的に延々と説明したり、相手が出来る知っている前提で、出来ない事分かっていない事を飛ばしてしまうなど教える側のペースや教える側の事情、教える側の勝手な思い込みで指導をどんどん進めて行ってしまうケースです。

教育係は相手目線で物事を見るというスキルは必須ですので、相手の知りたい事より、自分が教えたい事を延々と話す人は教育係には向いていないでしょう。相手の理解度より自分の教え方や価値に判断基準の焦点が向いている人に多いようです。

見て覚えるのは基礎が出来てから

また、「見て覚える」「自分で考えて動く」と言うのはある程度自分の仕事や役割が理解、把握出来るようになってからの事です。まだ基本が身についていない新人にこの様な態度をを取る教育係は、すぐに交代した方が良いでしょう。

「経験を積ませる」の段階や意味合いがずれていますので、同じ仕事を覚えるのに多くの時間や労力、コストがかかってしまうかもしれんせん。大企業などの大きな組織より小さな組織でよく起こっている印象です。

相手のタイプを考慮しない

営業職や接客業などでは必ず教わると思いますが、相手のタイプに合わせて指導法(接し方・伝え方)に変化をつけると言う事です。

相手のタイプに合わせて相手が覚えやすいやり方で教えるのではなく、自分が覚えやすかったやり方で教えてしまうと、自分と同じタイプの人は覚えやすいけど、他のタイプの人達は覚えにくいという事も起こります。

能力の違いではなくタイプの違いだと気が付かずに、結果的に自分と同じタイプの人を他のタイプの人より高評価してしまうと言う事にもなりかねません。

これだと時間や労力の効率が下がってしまいますし、折角の戦力が育たず宝の持ち腐れなんて事にもなり兼ねんせん。

簡単なタイプ分けで言うと

  • 「動き方優先タイプ」→まずはやってみてみたい、体で覚えていくイメージ
  • 「思考優先タイプ」→まずは頭で理解してから動きたい、メモをしっかり取りたい
  • 「感覚優先タイプ」→まずは良い環境・雰囲気を作りたい、気持ちを整えてから動きたい

ここでは簡単なタイプ分けの説明になりますが、このタイプ分けもこの人はこのタイプだけと言う訳でははな人それぞれ比重が違うというとらえ方をします。

興味のある人は詳しく調べてみることをおススメします。他にもたくさんのタイプ分けがありますのでタイプ分けを取りいえることで、よりスムーズなコミュニケーションも期待できます。

専門用語の多用

人に物事を教える時は「小学5年生にも伝わる様に説明する」。これはよく文章を書く時に言われる事ですが、人を指導する時にも有効な方法論です。

常識的な大人であれば誰にでも伝わるであろう言葉を使い、時々専門用語を織り交ぜながら知識的な成長も促す。覚えて貰いたい事を効率よく覚えて貰う方法の一つになります。

誰でも初めは、専門用語の注釈ばかりの資料や講義にはうんざりしてしまうものです。

何言ってるかわからない

人に教える立場にも関わらず何言ってるかわからない人もまれにいます。

声が小さすぎる

話すスピードが速すぎる、声が小さすぎて聞き取れない、語尾まではっきり言わない等。少し大きい声でハキハキとゆっくり話すと相手に安心感を与えます。甲高い声で早口で話すと相手に緊張感を与えてしまいますので注意が必要です。

どうすれば良いのかわからない

日時や場所、数や誰になどはっきりと伝えない、「おそらく~」「~で大丈夫かもしれない」「~のはずです」「少なめに」「他部署の反応を見ながら」「納品に間に合うように」「責任者に聞いて」等あいまいな表現が多い。

最後まで聞いても「結局どうすれば良いの?」「こうやって大丈夫?」という疑問が残ってしまいます。5W1Hは、はっきりと伝えてあげましょう。

また質問の時間を適度に設け、質問しやすい雰囲気も作りましょう。この時も、自分は良い雰囲気を作っているかどうかという自分軸ではなく、相手が質問しやすそうか相手が聞きにくそうかという相手軸を基準にして下さい。

言ってることが変わる

言っていることが昨日と違う、前回教えてもらった時と要点がずれているなどは聞き手の混乱を招いてしまします。「どっちが正しいの?」「どっちでもよいの?」という疑問が生じます。一貫した知識を伝えていきましょう。

全体と部分のバランスが悪い

「木を見て森を見ず」という言葉にあるように、部分だけを教えても何のためにやるのか目標や目的がわからなくなってしまいます。また、目標や意気込みビジョンだけを伝えても、具体的にどうして行けばよいのかがわからなくなってしまします。

全体と部分のバランスを取りながら教えていくと、教えてもらう側も自分のすることの意義を見出しやすくなります。

一度に詰め込み過ぎる

一度に一気に詰め込むというのもありがちな失敗です。既に知っている人と知らない人では同じ話を聞いても理解度に差が出ます。本人は丁寧にゆっくり教えているつもりでも、相手は必死に理解しようと努めている場合も多いのです。

時間の考慮

人が集中できる時間には諸説あります。90分限界説や15分周期説など色々な研究がされています。年齢にもよって変わるともいわれていて、また好きな事と好きではない事でも変わるとされています。

ですので指導する時間も考慮すると良いでしょう。せっかく指導しても、教えてもらう側の集中力が完全に切れてしまっていては、効率が下がってしまします。

話が飛ぶ

また、脇道にそれた知識の説明なども極力避けましょう。「今は必要ないけど」「慣れてきたらこういう方法もある」「他ではこうやっているところもある」「今後こうやるかもしれない」「ちなみに自分のやりかたは‥」などはそれが必要になった時に教えてあげましょう。

これらの知識は、教えてもらう側から質問などが出てからでも遅くはありません。今必要な知識を分かりやすく伝える事に集中しましょう。

具体例が多すぎる

親切のつもりでも具体例などが多すぎると、教えてもらう側にキャパオーバーが生じます。ただでさえ新しい知識ばかりという状況下でいろんなケースを紹介されてもついていけなくなります。

例え話は段階的に相手の様子を見ながら取り入れていきましょう。

教え下手がよく使うセリフ

教え下手がよく使うセリフをピックアップしておきます。もしあなたがこれらのセリフを使っているとしたら要注意です。

  • 「そんなのは常識ですよね」→自分の知識や自分の体験値を絶対化してる勘違い
  • 「それくらい言わないでも解って下さい」→初心をすっかり忘れてる典型的なダメ教育係確定
  • 「一回しか言わないから一回で覚えてね」→そんな人がいたらお目にかかりたいレベルの勘違い
  • 「頼むから余計な事しない下さい」→指導放棄とも思える様なキャパが狭すぎる何様発言
  • 「あなたの為に言ってるんですよ」→もし本当ならこのセリフは言わなくても大丈夫
  • 「何を言うかより誰が言うかが大事」→少なくともあなたではないと思われる確率アップの意識高い系が使いそうな自己心酔型のセリフ
  • 「言ってること間違ってますか?」→間違っていないけど、相手はお前が言うなとか知りたいのはそれじゃないと心で思っている可能性あり
  • 「あえて厳しくやってる」→誰得なのか、その効果の程を具体例をまじえて教えてほしい

これらは、自分が有能だと勘違いしている人、自分は教えるのが得意だと勘違いしている人に多いセリフとも言われています。

なぜこのようなセリフを使うのかを聞いてみると、もっともらしい理由をつけるけど単に「自己保全」や「教わる側の責任にしている」「自分でもよくわかってないで自分もそういわれたから使ってる」と言うケースが多い事がよくわかります。

教育係を誰にするのかはとても重要だと言う事を理解していただけたと思います。それと同時に誰が誰に教えても同じように教えられるマニュアルを作り定期的にブラッシュアップすることを強くおススメします。余計な時間や労力、コストを削減できるとともに離職率の低下にもつながるかもしれません。

まとめ

  1. 上から目線の高圧的な態度はダメ
  2. 相手の理解度を把握する
  3. 相手のタイプを考慮する
  4. 専門用語は多用しない
  5. ちゃんと伝える努力をする
  6. 一度に教え過ぎない
  7. 使ってはいけないセリフを覚えておく

教えるのに慣れていない人や初めて教える人は、相手にどの様に教えてもらいたいか、困っていることや悩んでいる事等、可能な限りどんどん質問して聞いてみると良いでしょう。

コミュニケーションにもなりますし、相手に自分を受け入れてくれている、自分は大事に扱われていると言う感覚を持ってもらえるかもしれません。人は信頼できる人から教えてもらいたいものです。

簡単に言うと教育係には、専門知識・専門技術+人間力の両方が必要と言う事です。

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