子供に金銭感覚を養わせたいと真剣に考えた事はありませんか?

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今回は「子供のお金のお勉強」についてのお話しです。

欲しいものを手に入れるためには大抵の場合、お金が必要です。昨今、お金の事情は大きく変化し始めています。子供の頃からお金についての勉強をすることの重要性は今後さらに高まって行くでしょう。

お金のお勉強をスタートさせる

子供の頃からお金の正しい使い方や金銭感覚を身につけさせてあげる事はとても大切です。お金の教育、金銭感覚の習得は出来るだけ早い時期から行うと良いでしょう。幼稚園前から始めても決して早すぎる事はありません。

お買い物ごっこ

子供がまだ小さい時には、本物のお金ではなく、おもちゃのお金を使って買い物ごっこや、貯金ごっこなどをすると良いでしょう。子供が欲しいもの、やりたいことを具体的に聞き出し、今いくらあって、後いくら足りないのか等一緒にお金の計算をしたり、一緒に計画を立てたり、一緒に優先順位を考えてあげると良いでしょう。

声をだして確認

お買い物の時には、お菓子やおもちゃ、野菜などを手にとっての値段を言ったり、実際のお金を使いレジで支払うお金、受け取るおつりを声に出して確認しながら、お財布から出したりお財布に戻したりするのも有効です。

今後、電子マネーはさらに普及していくと思いますが、この段階では実際の硬貨や紙幣を使って教えてあげると子供はイメージしやすくなります。また自動販売機での買い物も良い練習の機会となるでしょう。

お小遣い帳

字が書けるようになったら子供オリジナルのお小遣い帳を作成しましょう。金銭感覚を育てる基本は定期的にお小遣いをあげてお小遣い帳に書き込む等、お金の流れを把握する事です。お金の動きを見えるようにしてあげるのは金銭感覚を養うにはとても有効な方法です。

この時期は、まだ自己管理が上手くできませんので自己管理が出来る様になるまでは親がしっかりと見守ってあげましょう。またお金に対しての肯定感を植え付ける重要な時期でもあります。

自己管理が出来る様になってきたら

ここからは自己管理が出来る様になりつつある小学生の高学年以上のお金のお話しです。家庭ごとにお金の事情は異なりますので学び方もそれぞれ異なります。しかし子供のうちからお金に関する経験を積んでおくことの重要性は変わりません。

小中学生のお小遣い事情

金融広報中央委員会が行った調査による小学生の約73%が小遣いをもらっています。そして、中学生になると約83%がもらっているという結果になりました。

頻度について、小学生低学年は、月1回もらっている子供は13%ほどで、時どき貰っている子供は57%ほどでした。これが、中学年になると月1回が32%ほど、時どきが48ほどになります。

小学生低学年では、小遣いは毎月定額で受けとるよりも、機会があるごとにもらうことが多いという結果になりました。これが、小学生高学年になると月1回もらう子供が45%ほどで、時どきが38%という結果になります。

お金の教育、経済的自立を促すという視点で言うと、さきほど書いた通り定期的にお小遣いを与えて自己管理を促す方法が良いでしょう。そこに至るまでは親の見守りが必要ということなります。

小中学生はいくらもらってる?

金額についても年齢ともに変化が見られます。子どものくらしとお金に関する調査によると、月1回もらう小遣いの平均額は、小学生低学年と中学年で500円で高学年は1000円という結果が出ています。

時どきもらう子供たちは、低学年でその都度100円ほど、中学年で500円、高学年になると1000円ほどになります。年齢とともにもらえる金額も上がるという傾向が見て取れるでしょう。中学生になると、毎月の小遣いは平均で約2,500円になります。

お金の教育、経済的自立を促すという視点で言うと、お小遣いは多すぎず少なすぎず、少しは買えるものもあるけど貯めないと買えないものもあるくらいが金額の目安です。お小遣いをいくらにするか迷っている人は参考にしみてください。

内容に見合ったお小遣い

家のお風呂やトイレの掃除、ゴミ出し、食事後の食器洗いなどを担当制にしてその対価として毎月一定額の小遣いを渡す家庭もあります。また、車の洗車や家の周りの草むしりなど時どき生じる家事を手伝って、その都度、内容に応じたお小遣いを渡す家庭もあるでしょう。

これらの方法は、お金の稼ぎ方を幼いうちから学ぶのに有効な方法です。

さらに定期的なお小遣いと内容にお応じたお小遣いを合わせている家庭もあると思います。この場合も多すぎず少なすぎず金額の設定がとても需要になります。

小中学生がお金を稼ぐ

最近では、子供自身が考え創意工夫してお金を稼ぎだしていることも事実です。

例えば、不要になったものをインターネットのフリマサイトで売却するのがその一つの方法です。読み終わったマンガ本やゲームソフト、キャラクターグッズは売れやすいようです。

不用品をフリマサイトで売るにあたって商品となるものの写真を撮ったり、説明文を考え、価格設定をし、売れたときは購入者とのやり取りをする必要があります。

この一連の流れを通してお金を稼ぐことに関係する様々なことを学ぶ機会になるでしょう。不用品のほかに、自作のアイテムを売って稼いでいる子供もいます。

また動画サイトなどを使う方法もありますが、子供の個人情報をどこまで開示するかなどの慎重な検討が必要となります。

インターネットサービスを利用してお金稼ぎをすることを許可するかしないかは各家庭が決定することですが、認める場合には、親がよく監督して不要なトラブルに巻き込まれないように厳重な注視が必要となるでしょう。

小中学生がお金を貯める

大抵の人は、お金を無駄使いしないようにと言われたことが一度はあるでしょう。あるお金を使い切ってしまうのではなく、いつかお金が必要になったときのために貯めておくことは大切です。

子供たちの中には、自分が毎月受け取るお小遣い1回分では買えないものが欲しくなることがあります。そのようなときは、お金の貯め方とその大切さを学ぶチャンスであるといえるでしょう。

100円ショップに行けば、デザイン豊富な貯金箱が売っています。中には、一種類の硬貨で満タンににするといくら貯まると表記してあり、お金を貯めるモチベーションを高めてくれる商品もあります。

そういうアイテムを活用して、小遣いの中から少しずつでも貯める習慣をつけていくなら、目標を立てることやそれに向かってコツコツ努力していくことの大切さも合わせて学べるでしょう。

小中学生がお金を増やす

お金は財布や貯金箱に入れおいても増えませんので、幼いころからお金の増やし方も学ぶと良いでしょう。

小中学生がお金を増やす方法の一つとして、お金でお金を増やす方法があります。子供のうちにこの方法を知ることはお金のありがたみを知ったりお金を賢く使えるようになるためにきっと役立つことでしょう。

例えば、銀行に口座を作りお金を預けるなら利子を受け取ることによってお金を使ってお金を増やすことができます。今は少額から始められる株式投資や積み立て型の投資信託など様々な金融商品がありますので教育の一環として一緒に運用、利用してみるのも良いでしょう。

子供たちは、小遣いをもらったり自ら稼いだりして、それを貯め、使い、増やすことによって満足感や達成感を経験していきます。

金融リテラシーを子供の内から培いお金の増やし方を学ぶことは将来に役立つはずです。

いずれの方法を取るにせよ、お小遣い帳、通帳、出納帳などへの記載、管理画面を通してお金の流れを把握する事は重要であることに変わりはありません。

小中学生のお金の分類

お金の教育という性質上、お小遣いを用途に応じて分類して管理する事も有効な方法となるでしょう。

例えば、1000円のお小遣いを・いつでも自由に使ってよいお金500円、欲しい物を買うために取っておくお金250円、貯金250円などです。または・今月使ってよいお金400円・将来、緊急時の為に取っておくお金200円、投資などに使うお金200円、人の為に使うお金200円などです。

子供に解りやすい表現で項目を作ってあげると管理しやすくなります。また、お金を分ける比率を一緒に考えてあげるのも良いでしょう。

お金の勉強の多様性

アメリカでは、10歳前後から株式投資のシミュレーションゲームを教材として使い学校の授業が行われるところもありますが、日本ではお金の使い方に関する教育は学校ではなく家庭で行うのがメインとなります。しかし、日本ではお金の教育を受けて来なかった親も沢山いると言われています。

お金の教育を子供に施したいけど共働きなどで時間が捻出できない、どうしても教える自信がないという場合には、お金について学べるスクールを利用するのも良いでしょう。親子で学べるお金の参考書などもあります。

また、スマートフォンのアプリ、ボードゲーム、絵本など手軽に利用できるツールも沢山ありますので是非活用してみて下さい。

ある程度お金の管理が出来る様になってきたら、現金を使わない支払い方法、分割払いについて、ネットバンクやクレジットカードについて、インターネット上での売買の注意点なども教えていく必要があるでしょう。

お金についての現状や状況を把握する事、お金を稼ぐ・貯める・増やす、そのバランスをとる、現金を使わない方法等どれも重要な要素ですので満遍なく学ばせてあげたいものです。

お金以外の大切なもの

お金を通して学べる、お金以外の大切なものもあります。

願望と理性の調整法、衝動のコントロール方法、必要なものと欲しいものの分類、お金が人間関係へ及ぼす影響、計画性や優先順位の設定、金利や手数料や元本について、保証人と連帯保証人の違い、年金や保険や税金、なぜ毎日ニュースで株価が紹介されるのか、災害時の準備、お金で出来る人助け、社会の変動へのアンテナ、仕事がある事のありがたさ、生活費・緊急時・今使えるお金・将来使うお金の配分など沢山気付くことがあります。

子供が大人になり働くようになって自立した時に、子供が苦労しない様に豊かな生活が送れるように出来るだけのことをしてあげたいと思うのが親心なのでしょう。きっとその一つがお金の教育なのだと思います。

まとめ

  • お金の勉強は早くスタートさせる
  • 自己管理が出来る様になったら勉強内容を変える
  • お金の勉強の多様性について知る
  • お金から学ぶお金以外の大切なものもある

老後の資金問題、スマホの低年齢化による特殊詐欺対策、電子決済・クレジットカードによる債務超過、自然災害や緊急時対策などお金の問題はますます身近になって来ています。今すぐに、まずは出来る事から子供に教えてあげましょう。

今回は「子供のお金のお勉強」についてのお話しでした。