まだ間に合う!恥をかかないお歳暮の基礎知識とマナー!

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今回は「お歳暮」についてのお話しです。
年末が近づいてくるとお歳暮の事が頭をよぎるという方も多いのではないでしょうか?年々贈る人は少なくなって来ているとはいえ、毎年欠かさず贈っている人もいと思います。そんなお歳暮についての基礎知識を確認していきましょう。

お歳暮の由来や歴史

お歳暮は中国の慣習、道教の行事から日本に伝わってきたと言われています。中国ではお供え物を季節ごとに贈る天の神を祭る日が年に3回あります。これを、日本古来からある先祖の霊を供養するお盆の行事と合わさり、『お歳暮』と『お中元』が定着しました。

日本のお歳暮の始まりは室町時代からと言われ、もとはお正月に先祖の霊を迎えるためにお御霊祭りのお供え用に贈られていたのがお歳暮の由来です。

当時のお歳暮の定番といえば塩鮭や鰹、餅といった年末年始に必要なものや、お神酒のつまみとなるスルメなどの珍味でした。どれも日持ちするものが選ばれていて、本家や親元へ大晦日に手渡しで贈っていました。

その後、江戸時代から明治には全国に一般的な風習として広まり、明治30年代に入ると親や親族以外にも得意先やお世話になっている方にも贈られるようになり、昭和30年ごろに現在のような形に変化しました。

お歳暮の基礎知識とマナー

お歳暮は基本的に目上の方に贈るため、基礎知識やマナーを押さえていないと失礼にあたることもあるので、お歳暮について正しく理解しておくようにしましょう。

お歳暮かお中元か迷ったら?

お中元は8月頃までの上半期の感謝を込めて贈るもので、お歳暮は一年間の感謝の思いを年末にお伝えるする贈り物でもあります。

もし、どちらかだけを贈ろうと迷った場合は、お歳暮を贈りましょう。

お歳暮を贈る時期は?

お正月のお祝いをする準備をする「事始めの日」である12月13日から12月20日までに贈りますが、年末になると贈る側も受け取る側も忙しくなるので早めに済ませる方も増えてきています。

関東地方では12月初旬から12月20日頃までに贈り、関西地方では12月10日から12月20日までに贈る事が多いようです。

基本的に相手が喪中の場合でも、お歳暮は贈っても構いませんが配慮は必要でしょう。

誰に贈る?

年々、お中元やお歳暮を贈る人は少なくなってきています。ですが、お歳暮は日頃お世話になっている方に感謝の意を伝えるためのものです。

基本的には目下の人が目上の人に贈るものですが、公務員や一般企業で働いている人でも利害関係上、金品や物品の受領を禁止している場合がります。面倒な事にならない様に、事前に調べておくと良いでしょう。

何を贈る

お歳暮の品物を何にするかは悩むところですが、最近はカタログギフトが一般的になっています。品物を選んで贈る時は、相手の好みや家族構成を考慮した品物、お正月に使用できる食品などが無難です。

お歳暮の金額は?

お歳暮は1年間の感謝の意を表す贈り物であるため、お中元よりも相場が高く、お中元の2~3割高めの商品が人気です。

また、相場は贈る相手によっても変わり、一般的には3,000円~5,000円程度ですが、特にお世話になっている方には10,000円前後の物を贈ることもあります。知人や取引先なら3,000円~4,000円、両親や仲人、上司なら5,000円程度が目安となります。

挨拶状は必要?

もともとは直接手渡しすることがマナーとされていましたが、遠方だったり予定が合わなかったりする場合、インターネットやデパートから直接相手先に贈ることもメジャーになっています。郵送の場合は挨拶状を同封したり、お歳暮が届く頃に手紙やハガキを出すとより良いでしょう。

熨斗(のし)の種類は?

熨斗は紅白の5本、又は7本の蝶結びの水引が付いたデザインのものを使用します。表書きは濃い墨を使って楷書体で書くのがマナーです。水引の結び目の上に「御歳暮」と書き、水引の結び目の下に「御歳暮」よりもやや小さめの文字でフルネームを書くと良いでしょう。

贈るタイミングを逃した場合は?

年内に届けることができなかった場合、関東地方の方に贈るなら1月7日(松の内)まで、関西地方の方に贈るなら1月15日までに届くように手配し、表書きは「御年賀」にします。

お歳暮をもらったら?

御歳暮を受け取ったら、無事に届いたこととお礼の連絡をします。会社同士の場合、お歳暮のお礼の手紙を送るのがビジネスマナーです。

また、基本的には目下の人が目上の人に贈るものなのでお返しは必要ありませんが、送り主がそういった認識を持っていないことも有り得ます。

その場合、お互いの関係性を維持するためにも早急に御歳暮を手配するか、時期がずれてしまったら「御年賀」や「寒中見舞い」を贈ることをオススメします。

お歳暮を贈る効果とは?

昔ながらの伝統的なお歳暮は徐々に少なくなっていきそうですが、「感謝の気持ちを伝える」という本来の目的でのお歳暮は今後も活用されそうです。

本来の意味でお歳暮を贈ることで、周りの人との関係性も今以上に良くなる効果もあります。通常、贈り物を頂いて嫌な気持ちなることはないので、感謝の気持ちを込めればお付き合いも深まります。

御歳暮は毎年贈ることが前提です。そのため、末永くお付き合いしたい人や、縁を大事にしたい人に贈ります。また、品物選びも相手が喜びそうなものにすると、お互いの関係がより良好になりそうです。御歳暮にはそういった効果もあります。

お歳暮のやめ方

御歳暮は一度贈るとなかなかやめにくいものです。しかし、お歳暮を贈り始めた当初は身近な存在でお世話になっていたとしても、年々疎遠になってしまっているのなら、受け取る側も恐れ多いと気を遣ってしまっている可能性があります。それまでに感謝の気持ちを十分に伝えたのであれば思い切ってやめるのも一つです。

やめようと思っていた相手から貰ってしまった場合、お礼状と共に今後は贈答を辞退する旨を失礼のないように書き添えます。

完全にやめるのは気が引ける場合、旅行のお土産など、名目を変えたり金額を下げて贈ってみてはいかがでしょうか。

また、お中元も贈っているのであればまずはお中元だけをやめ、お歳暮の金額を徐々に減らしてフェードアウトしていくのも一つです。

まとめ

  • お歳暮の由来や歴史を知る
  • 基礎知識とマナーを知る
  • お歳暮を贈る効果を知る
  • お歳暮のやめ方を知る

お歳暮は、お世話になった方へ一年分の感謝の思いを伝える為の贈り物です。相手の方が気持ちよく新年を迎えて頂けるように思いを込めて贈りたいものです。

今回は「お歳暮」についてのお話しでした。