賞味期限と消費期限の違いと扱いの基本をゼロから解説!

2020年8月5日

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今回は「賞味期限と消費期限」についてのお話です。

食品を購入する際にチェックしておきたい賞味期限と消費期限。加工食品にはどちらかを表示しなければいけないと言う決まりがあります。この2つの違いと期限後の扱いについて確認していきましょう。

賞味期限後に食べられるの?

消費期限より賞味期限では全体的に賞味期限の方が長持ちする傾向があります。比較的長い期間は賞味期限、短い期間は消費期限になる傾向があります。

味を保証する期限

賞味期限はメーカーが味を保証する期限です。この期限までに食べれば美味しくいただける、そういう意味合いなので、実際のところ期限が近づいても危険性が高まるわけではありません。

もちろん、期限後は段々と味が落ちていく可能性が高いため放置してはいけませんが、少なくとも1週間程度で致命的な悪影響は出る可能性は少ないと考えてよいでしょう。

目安は期限の1.5倍

具体的にいつまで食べられるかは商品によって違いますが、期限までの日数を1.5倍すると、期限後どれくらい大丈夫かが導き出せます。

たとえば、3月31日に4月20日が期限の商品を購入した場合ですが、期限まではちょうど20日です。この20日を1.5倍にすると30日であり、おおよそではありますが4月30日頃までは食べられる計算です。

どうして1.5倍にするかというと、食品メーカーはだいぶ余裕を残して期限を設定しているからです。実際には期限までの期間の1.5倍くらいの間は食べられると考えてください。

しかし注意点もあります。これは適切に管理されている場合の話であり、食品が傷みやすい蒸し暑い時期や管理が適切にされていない場合はもっと早くに限界が来る可能性も十分にあります。

食材にもよりますので一概に賞味期限×1.5倍はOKとは言いきれません。あくまでも参考値として考えて下さい。

消費期限後は食べないのが無難

一方で、消費期限については少し気をつけた方がよく、こちらはその日までに食べてくださいという意味合いを持っています。消費期限にも猶予期間はあると考えられますが、定められた期限を過ぎた場合には何か悪影響が起こっても不思議ではありません。こちらの期限はおにぎりやお弁当、パン、生菓子など傷みやすい食べ物につけられています。

期限を1日過ぎただけでカビが生える、腐ってしまうなど大きな変化が出るケースはあまり現実的ではないものの、それでも100%安全とは言い切れません。

基本的には、こちらの期限が定められている商品は期限内に食べ切ってしまうのがよく、期限を過ぎたら廃棄するのが最も確実です。消費期限はパッケージに年月日まで記載する決まりになっていますので必ず確認しておきましょう。

期限のない商品

ここまでは期限について解説しましたが、実際にはそもそも期限のない商品も多く存在します。

代表的な例はお米、野菜や果物、砂糖や食塩、アイスクリームやガムなどですが、これらは必ずしも長持ちするとは限らないので注意が必要です。

先に書いた期限は加工食品に対して表示が義務付けられており、生鮮食品には期限が存在しません。一応、バナナと柑橘類については期限を表示してもよいのですが、省略してもよいことから実質的に生鮮食品には期限が存在しないと考えてください。

お米の場合は長持ちはするものの、それでも精米から1ヶ月程度、できることならもっと早い段階で食べ切るのがベストです。野菜や果物に関してはそれぞれの種類にもよりますが、やはり早い段階で食べないと傷む恐れがあります。

しかし、加工食品の中で例外的な存在なのがアイスクリームで、アイスクリームはしっかりと保存されていれば品質の劣化がないため期限の表示もありません。

そのため、数年前に購入したアイスクリームを食べることもできますが、味や見た目が劣化しないとは限らないので、早めに食べた方がよいのは他の食材や商品と同じです。

期限の注意点

期限について詳しく取り上げてきましたが、どのくらい長持ちするかは適切に管理されているという前提で設定されているため、保存状態がよくなければ早くに傷む危険性もあります。

先に書いたように、蒸し暑い時期に冷蔵庫や冷凍庫に入れていないものは、期限内であっても傷むことは十分あり得ますので注意が必要です。

アイスクリームに期限が存在しないのは、-18度以下であれば菌の繁殖が抑えられるからですが、当然ながら温度管理に問題があると菌が繁殖する危険性があります。

また、スナック菓子のように袋詰めされた商品の場合、たとえ温度管理が適切であっても開封した時点で劣化が始まるため、表示されている期限はあまり当てにできません。袋詰めにされているものは、期限まで時間があるとしても開封後すぐに食べ切るのが良いでしょう。

早めに食べきるのが基本

基本的には、家庭で保管するとメーカーの想定よりもやや傷みやすいと考えて行動した方がよく、どんなものであっても早めに食べ切る方が安全です。また、しっかり保存したとしても賞味期限が切れている場合には火を通した方がよく、そのまま食べるのは避けた方が無難です。

一方、消費期限が切れている場合は危険性が相当に高まるため、たとえ火を通したとしても何らかの悪影響が出かねません。そのため、もったいないからといって無理に火を通して食べたりせず、期限内に食べられなかったものは廃棄してください。

2つの期限、適切な保存状態について知ること、そして計画的に消費して行くことが非常に重要です。

まとめ

  • 賞味期限はメーカーが味を保証する期限
  • 消費期限はメーカーが品質を保証する期限
  • 期限のない食材もある
  • 保存状態の確認も重要
  • 早く食べきるのが基本

購入した食材や開封した食品は出来るだけ早く食べてしまうのが基本です。賞味期限も消費期限も絶対視せずに、自分の五感も使って食品の安全を確認しましょう。

同時に保存状態を確認することもとても重要です。特に小さいお子さんや高齢者と暮らしている方はこまめにチェックしましょう。より安全により美味しく食生活を楽しんで下さい。

今回は「賞味期限と消費期限」についてのお話でした。