平等と公平と公正、差別と区別の違いが解る人は読まないで下さい!

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今回は「平等、公平、公正、差別、区別」についてのお話しです。
知っているようで知らない、解っているようで解っていない「平等、公平、公正、差別、区別」の違いを説明します。

平等と公平と公正の違い

同じ様な意味合いに聞こえる「平等と公平と公正」ですが、正確な意味を知って使い分けられる様にしておきましょう。

平等とは

等しい具合を表す表現方法はいくつかあり、その代表的なものに平等という言葉があります。分け隔たりなく全てが等しいことを平等と言います。つまり扱いが同じことです。

今の時代は様々な差別があります。だからこそ悲しい思いや辛い思いをしている人が多いです。辛い思いをしないために相手を思いやる気持ちを持って平等に接するべきです。

平等とはみんなが隔たりなく均等に扱われることを意味します。そこには差別がありません。偏りや差別が無い状況が平等でみな等しいと言えます。普段の生活の中で人と違うことがあるなあと感じる人もいるかもしれませんが、全てを平等にするということは簡単なことではありません。状況によってはどこかで妥協しなければいけないケースも出てきます。

古代ギリシャの時代から平等という考えが存在し、不平不満が出ないように政治的観念が広まって現代に至ります。全て同じく等しい状態が幸せなことですが、資本主義の世界では様々な場面で差が生まれてしまうのも事実です。

平等とは、2つ以上の対象が必要となり、誰でもどれでも全く等しく同じ扱いをする事、皆等しい事となります。

公平とは

1人だけでなく、複数の人の考えや動きに偏りがでないようにすることを公平と言います。みんなが公平になるように事前にどうするべきかを伝えておく必要があります。公平になるように考えや行動を持って他人とうまく対処することが望まれます。そうしなければ公平になりません。

個人よりも集団のほうが他人と同じにならないで偏りが出てしまうことがあるので、集団行動をするときは様々なシチュエーションで公平に対処するべきです。

偏りやえこひいき、仲間外れにしてしまうと、いじめに繋がる可能性もあります。そうならないために、どのような状況でも全ての人が全て一定であると感じてもらうことが望まれます。

誰が見ても明らかに不公平な判断になってしまうと、様々なクレームが出たりその判断を不快に思う人も出てきます。そうならないために、判断や言動が公平に偏りなく扱いを平等にするのが公平が意味するポイントになります。

公平とは、2つ以上の対象が必要となり、偏りが無い事に重きを置きます。状況や環境、その人の能力なども考慮されます。

公正とは

公正とは 平等で偏りがないことを言います。AとBの双方に少しでも偏りがあれば公正とは言いません。個々の状況の差が無い状態を平等と言いますが、公正は関わる全ての人全員が同じような結果を得られるように対処することが求められます。

人間同士のやり取りではなく、その人の判断や言動に対して偏りがなく正しいことを公正と言います。公正に勝負する・不正が無いように対処するというようなニュアンスで使われることがあります。

ルールが守られてその通りに事を運ぶことができるように不正を防ぐ役割があります。似た意味の言葉に中正などがあります。個人同士のやり取りの話ではなく全員が不平不満を言わないために公正に全員が同じ結果にならないように対処することが求められます。一人でも違うと思ったらそれは公正にはなりません。平等で偏りがないように対処することが求められます。

公正とは、個々の扱い方に関しての認識です。不正やインチキが無い事、正しさに重きを置いています。

平等、公平、公正の例文

平等と公平・公正の違いは、平等は全く同じに扱い、公平と公正は平等と同じ様に偏りなく同じ様に扱うが条件や事情などが考慮されます。公平と公正の違いは、公平は偏りなく同じように扱う事に重きを置き、公正は公平に正しさが加わります。

平等は条件や能力は関係なく同じに扱い、公平は条件や能力を考慮したうえで同等に扱うがその扱いが方が正しかは関係なく、公正は公平に扱うその扱い方が正しいのかどうかが判断基準となります。

例えば、会社で新卒二年目の伸び盛りの若者20代A、会社には欠かせない実績抜群の40代管理職B、会社に何しに来ているのかよくわからない60代Cがいたとします。人件費120万円を3人に平等に分配すると給料は1人40万円になります。能力や実績、会社の方針などを考慮して皆同じ査定基準のもと、Aに30万、Bに70万、Cに20万とするのが公平です。この分配比率や査定等を含めた扱い方、やり方、判断が正しかどうかが公正となります。

差別と区別の違い

差別と区別の違いは、公平と公正などに比べれば理解しやすいでしょう。

差別とは

ある特定の集団や属性にいる個人に対して、先入観や思い込み偏った考えに基づいて一定の特別扱いをすることを差別と言います。良い意味でも悪い意味でも差別という言葉を使うことがあり、優遇されても冷遇されても差別と認識されます。

しかし多くの場合冷遇されることを差別と捉えることが多く、正しいと思っていても正当な理由がないまま不利益を生じさせる行為を受けることを指します。

日本でも大きく分けて身分に関する差別、職業に関する差別が昔からありました。昔は今以上に身分に関する差別は部落差別や家柄差別などがありました。住んでいる場所や家柄で執拗に嫌がらせを受けた人が辛い思いをしてきました。

職業に関する差別は今でもあると言われていて、学歴が高ければそれだけで優遇されることがあります。高学歴の学生が有名な企業に入社しやすく、それが勝ち組や負け組に繋がっていきます。高学歴が優遇されるようになったのが1970年代からと言われていますが、この流れで職業差別が今でも根付いています。緩やかではありますが、時代の変化とともに職業差別は改善されていくだろうと言われています。

区別とは

差別と似たような言葉に区別というものがあります。差別をすることはいけませんが、普段の生活の中で規律を守るために性質や状態を見極めて区分けをすることを区別すると言います。

例えば性別で区分けする、年齢別で区分けする、能力に応じて区分けするなどという言い方をします。このように一定の条件を設けて隔ててもそれを差別だとは思いませんし、2つに分けても差別だと思わないように配慮をするべきです。

区別と差別は全く別物ですが、区別された人が差別だと感じればそれは差別になってしまいます。区別をした人と区別を受けた人の考えの違いや気持ちに温度差があれば意味合いが異なってくるので注意しなければいけません。

規律が乱れないために区別をすることが重要ですが、差別だと思われないようにしっかり配慮をして対処するようにしてください。そうすることで差別ではなく区別になるので、不快な思いをさせることがなくなります。そうすることで関わる全ての人が平等になります。

まとめ

  • 平等、公平、公正の違いを知る
  • 差別と区別の違いを知る

男女平等や能力主義等のトラブルでは双方の主張が食い違ったりすることがしばしばあるようです。よくよく主張を聞くと「平等、公平、公正、差別、区別」がごちゃ混ぜになっていたり、間違って理解していた何て事もあるようです。

誰もが今後直面するかもしれないテーマですので、知っておくと良い知識の一つだと思います。

 

今回は「平等、公平、公正、差別、区別」についてのお話しでした。