体育会系は超苦手!でもスポーツマンシップに惹かれる理由!

Pocket

今回は「スポーツマンシップ」についてのお話しです。

よくスポーツの大会では、その開会式で「スポーツマンシップにのっとり、正々堂々とプレーすることを誓います」と代表選手が宣誓しています。

では、このスポーツマンシップとは一体何なのでしょうか?日本では体育を促進していますが、スポーツと体育の違いは何なのでしょうか?こんな素朴な疑問に答えていきます。

スポーツと体育の違い

スポーツの定義は、フランスの学者ベルナールによると「スポーツとは遊戯・闘争・肉体活動の3大要素を要求する運動」とされています。これをスポーツの3大要素と呼び、1964年の東京オリンピックでは「遊戯の性格を失わず、自己や他所との競争、自然への挑戦を伴う運動をスポーツ」と言明していました。ここで注目すべきは、スポーツは楽しむものとの大前提です。

一方、日本では明治維新後に、富国強兵の目的で、強い兵士を育てるために体育を実施しました。ここではヨーロッパのスポーツを手本にしながら身体を使う競技という部分を取り入れましたが、肝心の遊びの精神が排除されました。ここがスポーツと体育の大きな違いです。

体育は義務教育にも取り入れられ、子どもたちの健康な体と精神をはぐくむ目的をもって実践されています。いろいろなスポーツに親しむ場であり、生涯において社会活動を全うするための基礎体力やルール・法律順守の精神、互いに協力し合う大切さなどを学ぶ場となっています。体育を通して、身体能力・礼儀作法・想像力・思考力・判断力なども育むことができます。

要するに、スポーツは身体運動の全般を表すもので、かつ勝敗を競ったり楽しみを求めたりする運動だと言えるでしょう。一方、体育は教育の一環として行なわれます。運動を通して健康管理や運動能力、体の使い方、目標達成への努力や工夫、達成の喜びなどを教えるための手段です。

部活動とは?

簡単に部活動の概要も説明しておきます。現在の学校の学習・指導方針の要目を記載している「学習指導要領」によると、「部活動とは、学校教育活動の一環として、スポーツや文化、学問等に興味と関心をもつ同好の生徒が、教職員の指導の下に、主に放課後などにおいて自発的・自主的に活動するもの」と定義されています。

学校が公認している、教職員による指導を受ける自発的・自主的な生徒による集団活動全般を指していると言えます。
公な場で成果や発表を求められる場合も多く、大会やコンクールへの参加、学校行事などでの活動報告など、各団体の活動の内容、成果を発表する事も部活動の一環とされています。

スポーツは好きでも体育会系が苦手な人がいる理由

さて、社会に出ると「体育会系の人」を頻繁に目にすることでしょう。そして体育会系の人は、それ以外の人とは少し行動パターンや思考が違うと言われることがあります。

また、体育会系が嫌いな人も見られます。このように体育会系の人は特別視されることがありますが、その理由は学生時代に培った体育系部活動による独特な習性にあります。

ノリが合わない

あくまでも一般的ではありますが、体育会系の人は非常にノリが良いと言われます。たとえば、コンパの席での大はしゃぎです。場を盛り上げることを優先して、自分から「一発芸や一気飲み」などを始めて、無理やり盛り上げようと努力します。苦手な人はスルーしたくなるでしょう。

上下関係が厳しい

また上下関係を絶対視して、個人の意思を無視してしまうリスクもあります。時代が遡ったかのような感覚に襲われる人もいるかもしれません。そういった関係が受け入れられないという人は増えていて、昭和の時代ほど体育会系の人がモテなくなったのは確かでしょう。

プライベートでも強い絆を求められる

会社などでは、仕事とプライベートの垣根が曖昧になり、休日でもみんなでBBQや旅行、飲み会など団体行動する機会が多くあり、仕事の延長線上の様な関係が続きます。運命共同体的なお付き合いが好きな人、会社に強い忠誠心も持っている人には心地良い空間となるでしょう。

精神論で乗り切る

中には精神論の比重が高めの人も見受けられます。ガッツや気合や根性なしで目標を達成することは困難でしょう。しかし、精神的な原因ではない事へのアプローチも精神論で乗り越えようとする場合があります。その様な行動パターンを好む傾向にあります。

挨拶に厳しい

社会人として、挨拶はきちんと出来る様にしなくてはなりません。体育会系の会社だと、その程度が度を越えていると感じられるほど厳しく指導される事もあるくらい挨拶を重要視しています。挨拶が出来る出来ない、大きな声でハキハキ話すなどを仕事のスキルや仕事への意気込みなどとリンクさせて捉える場合もある様です。

スポーツマンシップとは?

スポーツマンシップとは、有意義で素晴らしい試合をつくるための心構え・精神のことです。

その昔、大航海時代に植民地を拡大させていたヨーロッパの各国では、現地を統治する将校育成の一環にスポーツを取り入れていました。未知の大陸で、言語も習慣も異なる人たちを統治するには、強靭な肉体と精神力が必要で、かつ知力や徳力を兼ね備えた人文であることが求められたため、チームプレイ型スポーツの上級者が現地の統治担当者やその幹部として選ばれたのです。

つまり、この統治担当者の精神がスポーツマンシップに反映されています。中世ヨーロッパでは、騎士道精神が紳士の持つべき資質とされ、日本の武士道と同様に貴族階級では率先して稽古事として学ばれていました。スポーツマンシップは、この騎士道をベースにしているともされています。

チームワークの重要性を理解し、チームのために個人の力をいかに利用するかを優先させて行動すること、同時に対戦相手への敬意を失わず、戦いの中でも紳士であるように努める精神が問われます。もちろんルールを重んじ、審判の判定には従い、同じ条件下でベストを尽くして良い試合をつくることに全力を注ぎます。

スポーツマンシップは日常生活やビジネスシーンでも使える

高度成長期からバブル崩壊あたりまでは、いわゆる体育会系の社員が部署全体のモチベーションを底上げさせ、営業実績を高めるなどの活躍をしたものです。ですが、仕事とプライベートで「ON/OFF」したい人にとっては、このノリを受け入れるのは困難です。昔は会社の和を壊さないように、我慢していた人が多かったのです。

しかし、現代はそういったノリは拒絶される傾向が強まっています。実は、多くの会社が、この体育会系の人間関係を問題視しています。少子化で社員確保が難しい現在、若い人達からはこういった職場は敬遠されがちなのです。

その一方で、ビジネスシーンではスポーツマンシップを発揮する人が注目されています。グローバル社会化が進み、日本企業は諸外国で事業を展開するために、欧米と共通認識となるスポーツマンシップを積極的に取り入れ、フェアーで有益な取引関係を築き上げる足掛かりにするべく、会社改革を進めているところが増えています。

ですから、今後はスポーツマンシップを実践する人が活躍する社会であると言えるかもしれません。

まとめ

  • スポーツと体育の違いを知る
  • 部活動の定義を知る
  • 体育会系が嫌いな人がいる
  • スポーツマンシップとは何かを知る
  • スポーツマンシップはビジネスでも役立つ

スポーツマンシップを仕事や日常生活に活用出来たら素晴らしいと感じた方もいたと思います。また体育会系の人達の印象ってスポーツマンシップとはまたちょっと違うんだよなと感じた方もいたと思います。

時代の変化と共にパラダイムシフトは起こるものです。スポーツ界やスポーツ自体の印象も変わりつつあるように思います。どの立場であろうと柔軟に対応できるようになりたいものです。

 

今回は「スポーツマンシップ」についてのお話しでした。