子供が川遊びを満喫する為に大人が確認すべき8つの注意点!

2020年9月19日

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今回は「川遊びの注意点」についてのお話しです。

夏のレジャーの定番といえば川遊び。ジメジメとした街の日常から離れ、緑あふれる自然の中へ繰り出して、サンサンと降り注ぐ日光のもとでおもいっきり川遊びをするのは最高に気持ちの良いものです。家族での川遊びはきっと楽しい思い出となるでしょう。

しかし、毎年悲しい事故も起こってしまいます。川遊びには思わぬ危険が潜んでいる事を再確認しておきましょう。

川は誰のもの?

川には「危険」と書かれている立て看板があったり、ロープや柵で区切られていいる場所もありす。川辺でバーべキューをしている団体や釣り人、渓流下りなど様々な人が川遊びを楽しんでいます。

法律上、河川は「公共用物」となっていて、つまりみんなのものという認識になります。基本的には、誰もが自由にどこでの川で遊んでも構わないと言う事になります。しかし、社会生活を送るにあたってマナーや礼儀も必要となる事は容易に想像がつくことでしょう。

また、なぜ「危険」という看板があるのか?なぜ柵などで区切られて立ち入りが出来ない様になっているのか?など判断の付きにくい子供には大人がしっかりと教えてあげる事もとても重要です。

川遊びには危険な場所

川の流れは川幅や川底の傾斜、水量によって全く状況が違うものです。例えゆっくりと流れている川でも、川幅が100mもあればその流れは非常に力強く、ヒザあたりまで浸かった状態でもぐいぐいと流されてしまうことがあります。

川の流れや水深などはとても複雑なので、子供にとっては想定外の事が起きパニックに陥りやすくなります。さらにプールや海より川の方が水難事故が起きやすく、大きな事故になる確率が高いというデータもあります。

カーブしている外側

カーブしている川の内側は流れが緩く水深は浅くて遊ぶには適していますが、川の外側は流れが速く水深も深くなりますので、そのままカーブの外側へ入ってしまうと、一気に流されてしまうこともあります。このように川の流れは、少し場所がずれただけで全く違うものになってしまうので注意してください。

流れが急な場所

白波が立っているような流れが急なところでは、足を取られて流木や小石などに当たって怪我をするケースも少なくありません。また僅かな増水でも流されてしまう危険性があります。流れが急な場所では絶対に子供を遊ばせてはいけません。

穏やかに流れている様に見えても、川の形や川底の岩などによっては、成人男性でもなんとか立っていられるくらい急に流れが変わる場所もありますので注意が必要です。

深い場所

子供が川遊びをするには水の深さは膝下の場所が良いでしょう。膝より深い場所では溺れる確率も上がってしまいますので、万が一、転んでしまったり、水流に耐えられなくなった時のことも考えておきましょう。

一見浅そうに見えても数m先は、川底がえぐられて急に深くなる「深み」になっている場所もあります。急に足が川底につかなくなるとパニックになりやくなるので注意が必要です。

隠れ岩

水面にぎりぎり隠れている岩の下流側では、上流方向への逆流が起きています。足がとられやすく、水圧に負けて流されてしまう場合も考えられます。隠れ岩を見つけたら、絶対に近づかない様に注意を促しましょう。

人口構造物付近

えん堤(川を横断するように作られた人工的な堤防)、橋脚(橋を支えている脚)、テトラポット(海にあるものと同じ)、取水口(農業用水などを川から引き込むための取水口)などの人工構造物に近寄ってはいけません。

えん堤付近では、グルグル回る独特の渦(逆流)が出来ています。橋脚(橋を支えている脚)、テトラポット(海にあるものと同じ)付近では流れが複雑になっていたり、ゴミや流木が溜まっていたり、挟まれて抜け出せなかったりとても危険な場所です。

また取水口とはプールから水を抜く時のイメージに近いかもしれません。この独特の渦や取水口に吸い寄せられてしまうと自力での脱出はとても困難となってしまします。

大人はこのような場所がないか必ず事前にチェックして、子供に絶対に近寄らない様に注意しておきましょう。

中州

中州は急な増水に対応できないとても危険な場所です。中州でテントを張ってバーべキューをするなどもってのほかですが、子供たちだけで遊ばせない様に目を配って置く必要もあるでしょう。

川遊びするのに安全な場所

子供を川で遊ばせるにはとにかく安全な場所を選ぶことが重要です。

流れがゆるやかな場所

白波が立っていない様な流れが緩やかな場所を選びましょう。子供はまだ水圧・水力に対する危機感が低いため川の流れに足を取られてしまう可能性があります。子供は急に足を取られるとパニックになりやすいので注意が必要です。

浅い場所

基本は膝よりも深い場所では遊ばない、遊ばせないです。小学生以上の活動的な子供でも膝より深い川で遊ぶ時には、ライフジャケットを必ず着用しましょう。また、けっして川底に足がつかない様な場所では遊ばない様に注意しましょう。

見通しが良い場所

常に大人の視界に子供が入っているような場所を選びましょう。家族連れ川遊びスポットとして有名な川の方が、安全管理のされている場所が多いかもしれません。

また、大人が複数いる時は配置や順番、時間を決めるなどして必ず子供から目を離さない様に死角を作らない様に心がけましょう。バーベキュー時やトイレに行く時なども注意が必要です。

大人も一緒に川に入って川の中で子供を見守る時には、必ず川下の位置に立って見守って下さい。

着る物と履く物も重要

川遊びにはどんな格好が適しているのか確認しましょう。

着る物

水分を吸収して溜め込みやすいデニム等の私服のまま川で遊ぶのはとても危険です。水分を多く含んだ服を着ていると体が重く感じられ普段通りの動きが出来なくなる恐れがあります。川遊びにてきしたラッシュガード(スポーツウエア)や水着で遊ぶと良いでしょう。

また、川は淡水なので海水よりも浮きにくくなりますので、ライフジャケットは必須アイテムです。膝よりも深い川で遊ぶ時は小学生以上でも必ず着用しましょう。緊急時に、直ぐに見つけられるように目立つ色を選ぶのも良いでしょう。

大人もライフジャケットして正しい着用のし方、川遊びではライフジャケットを着用するのが当たり前だという意識をうえつけていきましょう。

履く物

川底のチェックをしておくことも重要です。岩場や石がゴロゴロしている川底だと、遊んでいるときに転んだり岩にぶつかったりして怪我をする危険があります。

川に入る際は脱げにくいスポーツサンダルを履いて遊ぶようにすると良いでしょう。また、薄手のスポーツウエアを着て川に入るのも転倒時の怪我を防ぐ効果があります。

また、「川底は滑る」と言う事を子供に教えておきましょう。

夏の川でも水温の低さには要注意

真夏の暑い日中でも流れのある川の水はとても冷たくなっています。山岳の川であれば、水温が10℃近くまで下がっていることもあり、短時間でも体温が奪われてしまい、一次的にショック状態になったり、心臓が麻痺する可能性もあります。夏の川遊びでも低体温症には注意が必要です。

目安としては、水温が20度前後に場所が良いでしょう。子供は時間を忘れて遊び続けてしまう事もあるので、10分~20分位の間隔でこまめに水から上がって身体を温める時間を作りましょう。その際にはタオルンドでしっかりと身体の水分を拭き取って、乾いたタオルを羽織ったり、上着を着たりして身体を温めましょう。

また、プールや海水浴と同様に、水遊びをしていても汗はかきますので脱水症状にも注意が必要です。子供にこまめな水分補給・塩分補給を促しましょう。

子供の唇が紫色になる、足がつる等のサインは見逃さない様にして下さい。

急な増水に備える

川では急な増水が起こることがあります。川の増水に関しても油断せずに、事前に対策をとっておく事が重要となります。

前日の天気と上流の天候も確認

天気情報をスマホアプリなどでチェックしましょう。とくに上流域の天気は重要です。遊んでいるところが晴れていても、上流で大雨という場合もあります。また、前日の天気を確認しておくこともとても重要です。

ダムの放流警報

さらにダムの放流警報を聞き逃さないようにすることも大切です。昨今では例年にはないという量の雨が降る事が増えて来ています。ダムがいっぱいにならない様に大雨が降る前に放流する事も考えられます。一般の人が遊べる河川敷には、警報器が設置されているのでこちらも必ず確認しておいて下さい。

これは増水のサイン?

川が増水する前にはいくつかのサインが現れると言われています。これらのサインが現れたら迷わず非難しましょう。

ダムの放流警報が鳴る(上流にダムがある場合)
山鳴りが聞こえる
上流に雨雲が立ち込める
水が濁ってくる
水位が上がる
雨が降ってるのに水位が下がる
流木や葉などが流れてくる
流れが激しくなってくる など

離れてしまった時の備え

万が一子供と離れ離れになってしまう様な非常時に備えてホイッスルを持っておいたり、非常時の合図などを決めておくのも良いでしょう。また非常時の集合場所や連絡先を事前に確認しておきましょう。スマートフォンの電波確認、予備バッテリーや充電器の確認も必須です。

怪我をしたりや事故に合った場合

事前準備や対策を講じたにも関わらず、万が一怪我をしたり事故にあった場合の基本対策をみていきます。

もし怪我をしたら

川遊びで最も多い事故が怪我です。足を切ってしまって出血することはよくあります。万が一のために、キズ薬とガーゼ・包帯など救急ボックスをワンセット持っていくようにしましょう。

川の中には微生物やバイ菌が繁殖していることがあります。とくに流れがゆるい水辺には多いので、バイ菌が傷口から入り込んで病気になることもあります。

もし怪我をした場合は、すぐにキレイな飲用水などで洗い流してから、十分に消毒液を含んだキズ薬を施して、ガーゼと包帯で保護してください。小学生高学年くらいになれば応急手当のやり方や人工呼吸の仕方などもなども教えておくと良いでしょう。

なお、免疫力の弱い子どもの場合、すぐに近くの病院へ行って診てもらうと良いでしょう。

もし水難事故にあったら

流れがある川で子供が溺れてしまった場合、手足をバタバタさせず、冷静になって身体の力を抜いて仰向けになる「浮き身(ラッコ浮き)」の体制を維持して、脚を下流に向けるのはとても困難となります。

しかし子供がライフ・ジャケットを着用していれば、たとえ流されて「浮き身(ラッコ浮き)」の体制の維持が困難になっても顔が水に入ることがないので溺れるリスクをグッと減らすことが出来ます。

子供が流されたり溺れたりしているのを目にしたら自ら川に飛び込んで救助したいと言う気持ちは良く解りますが、大人も川に入って溺れた子供の救助を行うのはとても危険とされています。ライフジャケットを着用していない救助者の死亡率は70%を超えるというデータもあります。

子供が流されたり溺れてしまった時に大人が出来る基本的な対応は、119番通報して陸地から出来る範囲内での救助活動を行うという事になります。浮き具にロープをしばって投げ入れたり、棒を差し出して救助を行います。またライフ・ジャケットや浮き輪の代わりになるものとして、飲み物を入れて置くクーラーボックスやペットボトルなど使える物を確認しておきましょう。

さらに大人が複数いる場合は、事前に連携してできる救助方法の確認をしておくと良いでしょう。

何よりも重要なのは大人が出来る事前の準備です。それでも、万が一溺れてしまった時にはどうすれば良いのかを子供に教えておき、川に着いてから再度確認しましょう。

まとめ

  • 危険の看板にはちゃんと意味がある
  • 川遊びに危険な場所をチェックする
  • 安全な場所で遊ぶ
  • 着る物、履くものをチェックする
  • 低体温症と脱水症状にも注意
  • 川の増水に備える
  • 離れてしまった時の備えをする
  • 怪我をしたり事故に合った時の対処法を知る

家族みんなでキャンプに出掛けて、河原でバーベキューしたり、釣りをしたり、泳いだりといろいろな川遊びが楽しめます。日常生活では学ぶことのできない自然をたくさん体感でき、子供にとってはとても良い教育の場ともなります。

川遊びの危険を事前にチェックして、事故や怪我のないようにしっかり備えたならば、川遊びはとても素敵なレジャーになり、良い思い出となるでしょう。

今回は「川遊びの注意点」についてのお話しでした。