年越しそばでゲン担ぎ!注意点をチェックして御利益アップ?

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今回は「年越しそば」についてのお話しです。
日本人では誰もが知っている「年越しそば」。しかし、その由来やマナーまでは知らない方もいると思います。今回は、年越しそばについての豆知識をご紹介したいと思います。

大晦日に食べる年越しそばの由来とは?

一年の終わりに年越しそばを食べるご家庭は多いと思います。なぜ年末にそばを食べるかというと、諸説ありますが、「ばは細くて長い形状をしていることから寿命を延ばすことができる」「つなぎが入っていない十割そばは特に切れやすいことからその年に降りかかった災いを断ち切ることができる」「金運UP」「身体に良いそばを食べて健康的に新年を迎える」などが有名な説です。

年越しそばを食べるようになったのは、鎌倉時代までさかのぼり、文化として定着したのは江戸時代の中期だと言われています。

古くからそばは縁起物で、ハレの日に食べる機会が多かったようです。健康にも良いそばは、体調を崩しやすい季節の変わり目に食べられるようになり、その中でも一年の最後に食べられるそばを年越しそばと呼ぶようになりました。

また、沖縄では独自の沖縄そばを食べたり、岩手では年齢の数だけわんこそばを食べたりする風習があったりと地域によっても様々です。近年では、年越しそばとは違いますが、うどん県の香川県では年明けうどんなどもあります。

年越しそばを食べる時のマナー

年越しそばを食べる時に気を付けたいマナーがあります。年越しそばは縁起物なので、間違ったマナーで食べると、そのご利益を享受できないような気がしてきます。新年を迎える前の厳かな食事なので、正しいマナーを心がけましょう。

姿勢を正す

まず、翌年の健康や幸せを祈って姿勢を正して食べます。かけそばの場合、器が大きかったり熱かったりして持ち上げることはできませんが、器に覆いかぶさるようにして猫背で食べるのは見苦しいです。食べる時に前かがみにはなりますが、できるだけ姿勢を正して食べましょう。手で持てる大きさの器の場合は、器を持ち姿勢を正したまま食べます。

つゆを飛ばさない

熱いそばを食べる時に、強く息を吹きかけたり、箸で高く持ち上げて冷ましてはいけません。フーフーと息を吹きかけること自体は間違ったマナーではありませんが、強く吹きかけると周りに汁が飛び迷惑になります。猫舌の方は、上から静かに息を吹きかけましょう。

食べ物を口よりも高く持ち上げることを上げ箸と言います。そばを上げ箸すると、汁が飛びやすくなります。年越しそばは、家族揃ってその年のことを振り返りながら、穏やかな気持ちで食べるのが理想的です。熱い汁が飛んでくると不快な気持ちになってしまうので、気を付けましょう。

30日でも31日でもOK

年越しそばを食べるのは、31日でなくても30日に食べても構いません。時間についても、夜でなくても一日のどのタイミングで食べても良いと言われています。ですので、晩ご飯後の満腹の状態に年越しそばを食べると残してしまうという方は、昼ご飯や晩ご飯に食べると良いでしょう。少食の方は、ご家庭で作る場合は食べ切れる量に調節し、外食する場合は少な目を頼むといいでしょう。

冷たいそばでもOK

年越しそばは、熱々のそばでなくても大丈夫です。冷やしそばが大好物な人は年越しそばに食べても何の問題もありません。年越しそばに熱々を食べるか冷やしたそばを食べるかは自分の好きな方で良いでしょう。

年越しそばの縁起やご利益

ここまで日本国中に広まった年越しそば。どんなご利益や縁起があるか見ていきましょう。

麺はすすって食べる

麺はすすって食べます。長生きできるように細く長いそばを食べるので、途中で噛み切ってしまってはご利益にあやかれません。それに、そばはすすって食べた方が、香りが口の中に広がって美味しく食べることができます。

すするのが苦手な方もいらっしゃると思いますが、一度に箸でつかむそばの量を少なめにすると、すすりやすくなります。すするのに抵抗がある方は、レンゲにそばを乗せるとすすらなくても食べられます。

年越しそばの食べ残しはNG

縁起物の年越しそばは、食べ残すと金運が逃げていってしまうと言われています。翌年の健康や幸せを願って食べるものなので、食べ残すのはやはり縁起が良くありません。

年越しそば年内に食べきる

年越しそばは、来年の無病息災を願う行事でもありますので年内に食べきらなければいけません。新年を迎えてから食べたり、食べている途中で新年を迎えるのは、縁起がよくないと言われています。

ご家庭で作る場合、作り始めるタイミングが遅くて、食べる頃には新年を迎えてしまっていたという話をよく聞きます。新年からがっかりした気持ちになるのは悲しいので、余裕を持って作り始めるようにしましょう。

具材で更にゲン担ぎ

年越しそばは、そばだけを食べても構いませんが、縁起の良い具材を乗せることによって更にゲン担ぎをすることができます。

代表的なものは、海老の天ぷらです。海老は腰が曲がるまで長生きできるようにと願いを込めて、おせち料理にも使われます。年越しそばに乗せると、海老の赤が映えて華やかになります。

また、ニシンを乗せたニシンそばは京都が有名です。ニシンは「二親」とも表すことができ、二人の親からたくさんの子どもがうまれるようにと子孫繁栄の願いを込められています。

その他にも、春菊は「今が旬」の食材、ねぎは労をねぎらう、鴨はねぎ(労)を背負ってくれる、鶏肉は一年で一番はじめに鳴く動物で縁起が良い、紅白の蒲鉾はめでたさの象徴、油揚げは商売繁盛や家内安全、卵の黄身はお金をイメージさせる、大根おろしは厄を落としてくれるなど具材にはそれぞれ意味があります。

そばアレルギーには注意が必要

年越しそばは、縁起物として一年の最後に食べると良いとされていますが、食べなくても縁起が悪いということはありません。ですので、そばが苦手な方やそばアレルギーがある方に強要してはいけません。

特に重症のそばアレルギーの場合、ほんの少量を摂取するだけでもアナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難になる恐れがあります。そばを茹でたお鍋でうどんを茹でることも危険です。アレルギーの方がいらっしゃる場合は、家族全員がよく理解しておくことが重要です。

年越しそばは、あくまでも縁起物ですので、もしご家族や友人などにそばアレルギーの人がいれば、そばの代わりにうどんやパスタなど他の麺類を一緒に食べるなど、皆が気持ち良くゲン担ぎが出来る様な配慮をして、すがすがしい気持ちで年を越しましょう。

まとめ

  • 年越しそばの由来を知る
  • マナーをチェックする
  • ご利益や縁起を知る
  • そばアレルギーには注意が必要

毎年何気なく年越しそばを食べていた人もいるかもしれません。しかし、今年からはゲン担ぎの意味も思い出しながら、皆の健康と長寿、繁栄を願いつつ良い年越し良い新年を迎えてみてはいかがでしょうか。

今回は「年越しそば」についてのお話しでした。