カラオケ映像作成の裏話!あの独特の雰囲気にファンは歓喜する!

2020年9月2日

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今回は「カラオケ映像」についてのお話しです。

カラオケ映像は、その場をより一層盛り上げてくれる重要なものです。独特の雰囲気があり、アーティストのプロモーションビデオとは全く異なる世界観が広がっています。そんなカラオケ映像のファンは意外と多いかもしれません。今回は、カラオケ映像の秘密について迫ります!

カラオケ映像とは

カラオケ映像とは、カラオケ機器のハードディスクに内蔵されている映像を曲に合わせて自動で選び出し、歌詞のテロップといっしょに映し出して、曲のムードを高めるための映像による演出です。

ミュージシャンのプロモーションビデオと異なるのは、カラオケの主役が歌っている一般客であることです。プロモーションビデオは曲を売るための映像ですから、いかにミュージシャンやその歌の特徴を出すか、目立たせるかに重点を置いて制作されます。

しかし、カラオケ映像では主役は一般客ですので、いかにカラオケで快く歌えるかがポイントとなります。そのために何よりも大切なのが、歌詞を読みやすくすることなのです。

カラオケ映像は歌詞が読みやすいように、映像がゆっくりと変化していくのが特徴です。歌詞のテロップの背景で目まぐるしく映像が動くと、歌詞が読み取りにくくなります。

そのため、紙芝居の絵のように映像をゆっくりと変化させているので、大事な場面を見逃すことなく鑑賞できます。

カラオケ映像のファンの中には、カラオケに行ってまで最新プロモーションビデオを観たくないという人までいるのです。

背景選びは自動

最近は、背景映像を変えられるカラオケ機器やスマホアプリも登場したり、自作の映像を流せたりしますが、カラオケ映像ファンは、やはりあの感じを味わいたいと思うことでしょう。一般的なカラオケ映像の背景選びはどのように行われているのでしょうか。

昔は、1曲につき1つの映像として制作されていましたが、通信カラオケが普及してから、1曲ごとに専用の映像が作られることはほぼなくなりました。

しかし、現在、通信カラオケで配信されている曲は膨大で、更に毎月大量の新曲が登場しています。数多いカラオケ曲に効率的に画像を付けていくのは、手作業では困難です。

このため、「夏」「雪」「空」「海辺」「夜景」「酒場」など歌詞に登場するキーワードや季節、「東京」「札幌」など歌詞の舞台となっている土地など、カラオケ機器のハードディスクに収められている膨大な映像データの中から、適切な映像を抽出して自動で流れるようになっています。

これらの画像はランダムで選択されるのですが、キーワードとの紐付けによって、同じ曲を続けて歌っても異なる映像が流れる曲もあれば、毎回同じ映像が流れる曲もあります。つまり、歌詞と映像が完全にはマッチしていない事があるのです。これも楽しみの一つとなっているのです。

背景

映像制作を担当するプロが曲に合わせた映像の台本を作り、それを元にロケハンをして撮影しているとのことです。

歌っている人よりも画像の方が目立ってしまうのは歓迎されませんので、背景画像もかっこよく作り込みすぎるのはNGです。あくまでも主役は一般客ですので、台本もドラマチック過ぎたて見入ってしまう事のない展開になっていたり、想定内のカット割りがされていたりするのもカラオケ映像ファンにはたまらないのです。

時代を特定しやすいものは映さない

同じ映像が5年から10年程度の長期にわたって使われる場合もあるので、時代を特定しやすいものは映さないよう、時代を感じさせないよう、工夫されています。たとえば、流行の最先端の服や女性のメイク、ヘアスタイルは時代を感じさせやすいので、なるべくナチュラルでオーソドックスな衣装やメイクとなっています。

車の型式や少し前ですと携帯電話や家電も目まぐるしく変わっていたので、それらもぼかして撮影されているのです。映像は数年間使えるように作成されているので、その年を代表するような流行ものはほとんど登場しないのが特徴と言えるでしょう。また、その年を象徴するような出来事を連想させるような映像もストーリーの中では描かれることは少ないと言われています。

しかし、少し前の映像になるとそれでも感がにじみ出ている絶妙な感じがカラオケ映像ファンは大好きなのです。

モデルは誰?

カラオケの映像で登場するモデルの情報は、詳しくは公開されていません。劇団に所属する役者やモデルもいれば、一般応募で採用される人もいるようです。また、レコード会社やビデオ制作会社と専属契約を結んでるモデルもいると聞きます。「この人、カラオケ映像でよく見かけるな」といったモデルは、売れっ子なのでしょう。

出演するモデルも、かっこよすぎたり美人すぎる人は印象に残りますからNGです。モデル選びでは、一般の人のような身近な感じが求められるようです。

そうはいってもメインのモデルさんは美男美女であることに変わりありません。それにも関わらず頑張れば手が届くと勘違いしそうな感じにカラオケ映像ファンはやられてしまうのです。

背景や小物は印象に残さない

カラオケ映像の製作者は、「背景映像で最も大切なのは、お客さんの記憶にはっきりと残らないようにすることだ」と語っています。

同様に、歌の世界観と比べて背景の小物などが古臭いなどバランスを欠いているのも、違和感を感じるので良くないとされています。発売されたばかりの新曲なのに、映像が昭和チックだったりするとものすごく違和感があります。そういう情報は頭に強くインプットされ、カラオケの歌よりも印象深く記憶されるので、これもNGなのです。

主役はカラオケを歌う一般客ですから、この人を一番目立たせなくてはいけません。普段は主役になれなくても、この時ばかりは主役にしてくれる気遣いにカラオケ映像ファンは感動するのです。

こまめに風景画像をアップデート

風景画像も目立たせない、違和感を与えないことが、制作する上で最大の苦労といえるでしょう。都市再開発で新しいランドマークができるなど、都市の風景も目まぐるしく変わっています。時代遅れにならない様に、新たにロケハンに出かけて風景画像のアップデートを行うなど、さまざまな苦労があります。

アップデートされた新しい建築物を観るたびに、カラオケ映像ファンは歓喜の雄たけびをあげるのです。

まとめ

  • カラオケ映像を知る
  • 映さない物もある
  • モデル情報は非公開
  • 映像の背景選びはオート
  • 裏話もある

独特の雰囲気があるカラオケ映像には、深いわけがありました。プロの制作現場の厳しさを垣間見る思いです。カラオケに出かけたら、改めて背景画像に注目されてはいかがでしょうか。もしかしたら、熱烈なカラオケ映像ファンになってしまうかもしれません。

今回は「カラオケ映像」についてのお話しでした。