【悲報】自販機で当たりを引く必勝法に関する件ですが・・
今回は「自販機の必勝法」についてのお話しです。
自販機で「当たりを引いたことがある」と答える人は少なくありません。ですが「狙って当たりを引ける」と言う人はいません。SNSで、自販機の必勝法として解説する動画は複数ありますが、実際に試してみるとなかなか当たらないものです。
自販機の歴史
自販機はいつから日本に普及したのかご存知でしょうか。自販機が日本に普及し出したのは1960年頃と言われ、海外の大手企業が日本に進出してきたのがきっかけと言われています。
また、100円硬貨が改銭し大量に流通した1967年から利用しやすくなり、全国に設置される様になったのです。日本は治安が良いことも普及に大きく影響したと言えるでしょう。
そして、今では当たり前となった温かい飲料や冷たい飲料を販売する自販機ですが、かつては日本特有の機能で1970年頃から普及し始めたと言われています。
自販機の当たる確率は?
自販機には在庫を確認したり、補充したりする際に行う専用の操作はありますが、企業の職員が担当する内容です。特定の商品を無料にするなどの操作は出来ないと考えていいでしょう。何故なら、在庫管理で帳尻が合わなくなり、売り上げに繋がってくる為です。
ただ、当たり付きと明記している以上、全く当たらない自販機ではトラブルに発展してしまいます。当たる確率は「2%以内」と言われており、50本購入で1本当たるかも?という確率です。
例えば150円の商品を50本購入したとすると、7500円となります。「当たりを引いて得した気分を味わいたい」と考える人は多いでしょう。
しかし、その為に50本近くの飲料を購入するのか?と考えると、躊躇してしまう確率です。割りに合わないと感じる人がほとんどでしょう。なので、当たった際には喜ぶ人が多いのではないでしょうか。その一方で、運を使ってしまったと感じる人がいるかもしれません。
景品表示法で決まっている
もう少し確率が高くても良いのでは?と思う人はいるでしょう。ですが、この数値には「景品表示法」という法律が関わってきます。景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)とは、消費者に実際より利益があると思わせ、現実には不利益となるサービスや商品の取引、または販売するなどの悪徳な行為から守る為の法律です。
例えば、高額商品が当たると見せかけ、実際に高額商品が当たらない仕組みになっているくじ引きなどを言います。消費者の購買意欲や「ここまで負けたら後に引けない」という意地になる気持ちを逆手に取った商法で、実際には高額商品は当たらないので損をするだけになってしまいます。
この為、この法律では、懸賞景品の総額は売上予定総額2%以下と定めています。自販機の当たりにもこの景品表示法が適用されるため、2%以上の設定にすることが出来ないのです。この為、当たる確率は高くても2%以内と言えるでしょう。
確率の設定は企業が決める
では、当たり設定は一台ずつ違うのでしょうか。当たりの設定方法は企業や自販機の種類などによって異なるでしょう。当たる確率は景品表示法によって2%以内とお伝えしましたが、1%の自販機があれば、1.5%の自販機もあるかもしれません。
具体的な確率は設定した企業にしか分からないのです。仮に同じ企業の自販機が二台並んで設置されていたとしても、その二台共に同じ確率設定されているとは限りません。
当たりの仕組みと制限時間
自販機の当たり機能と言えばルーレット方式が主流です。購入時にメロディとルーレットで演出を行い、当たり外れが表示されますが、時代によってルーレットも様々です。
当たりの仕組みは非公開
製造された機種によっても内蔵型ルーレットの種類は多く、時代を遡るにつれルーレット部分が大きくなります。ルーレットも企業により異なりますが、当たりの仕組みについて詳しく公開している企業はありません。
また、ある一定数を購入した際に当たりが成立する可能性もあります。例えば50本購入したら当たるという仕組みですが、実際の確率は企業や機種の設定により異なりますので、50本買えば必ず当たるとは限りません。
当たる確率2%とは、50本連続で買えば必ず1本当たるのか?100本中99本目と100本目が連続して当たりの場合もあるのか?毎回、買う度に2%の確率なのか?など、はっきりとしたことは解ってはいません。
30秒ルール
仮に今後自販機で当たりを引いた場合、30秒以内に次の商品を選択することを覚えておきましょう。自販機の設定で、「受付時間30秒を過ぎると、時間切れとして当たりが向こうになる」場合があるのです。
当たった時の喜びから、商品に悩んだり、記念にSNSへアップしようなどしようとすると、その間に時間切れとなってしまいかねません。実際に、時間切れとなってガッカリする人は多くいます。当たりと分かったら落ち着いて次の商品を選びましょう。
必勝法や裏技はない
自販機で「当たりを引いたことがある」と答える人は少なくありません。ですが「狙って当たりを引ける」と言う人はいません。
SNSで、自販機の必勝法として解説する動画は複数ありますが、実際に試してみると当たらないものです。動画のコメント欄には「当たらない」など否定する内容のコメントが多く見受けられます。残念ながら動画サイトで公開している様な自販機の必勝法や裏技はありません。
自販機を取り扱う企業は複数ありますが、自販機の当たる確率や方法を公表、公開している企業もありません。
まとめ
- 自販機の歴史を知る
- 当たる確率は最大2%
- 2%までと法律で決まっている
- 確率は企業が決める
- 当たる仕組みと制限時間を知る
- 必勝法や裏技はない
自販機で飲み物を買うのがルーティンになっている人は、年に何度かは当たるかもしれません。必勝法があればと思ったことがある人もいる事でしょう。当たり前ですが、必勝法があったら当たりつきの自販機は成り立たなくなってしまうでしょう。
今回は「自販機の必勝法」についてのお話しでした。