木枯らし1号の条件!「吹かない年もある」みたいな小ネタを作ろう!

2024年5月6日

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今回は「木枯らし」についてのお話しです。

冬の到来を告げる強風「木枯らし」についてどれくらい知っていますか?ほとんどの方は詳しく知らないし、それほど考えた事もないのではないのではないでしょうか。

せっかくこの記事にお越しいただいたので、「木枯らし」についての豆知識を知って、ぜひ小ネタとして会話に取り入れてみて下さい。

木枯らしって何処からどこに吹くの?

「木枯らし」は、ユーラシア大陸から日本に吹いてくる冬の季節風の事です。ユーラシア大陸から日本海を渡る際に多くの水分を含む為、日本列島の中央部にある山脈・連山にあたり、日本海側では風が時雨(しぐれ)となり雨や雪を降らせます。

山脈を越えた風は、太平洋側では水分を失った乾燥した空気となります。これがビューと吹き抜けることによって木枯らしとなるのです。

木枯らし認定される条件とは?

「木枯らし」とは、ユーラシア大陸から日本に吹いてくる冬の季節風が全て「木枯らし」となるわけではありません。「木枯らし認定」されるにはいくつかの条件があるのです。

しかも、「木枯らし」は東京地方と近畿地方にしか発表されない珍しい季節風なのです。東京地方では気象庁予報部予報課の天気相談所が発表し、近畿地方では大阪管区気象台気象防災部予報課が発表しています。

東京地方(関東)の木枯らしの条件

  • 西高東低の冬型の気圧配置となり季節風が吹く事
  • 東京地方における風向きが西北西から北の間である事
  • 東京地方における最大風速が風速8m/s以上(おおむね風力5)である事
  • 期間は10月半ばから11月末までの間に吹く季節風である事
以上の条件がそろって初めて、東京地方では「木枯らし」と認定されます。今後変わるかもしれませんが、東京地方での最も早い「木枯らし一号」は10月13日、最も遅い「木枯らし一号」は11月28日だそうです。

大阪地方(近畿)の木枯らしの条件

  • 西高東低の冬型の気圧配置となり季節風が吹く事
  • 大阪地方における風向きが北よりの風である事
  • 大阪地方における最大風速が風速8m/s以上(おおむね風力5)である事
  • 期間は10月23日頃(霜降)から12月22日頃(冬至)までの間に吹く季節風である事
以上の条件がそろって初めて、大阪地方では「木枯らし」と認定されます。今後変わるかもしれませんが、大阪地方での最も早い「木枯らし一号」は10月25日、最も遅い「木枯らし一号」は12月19日だそうです。

木枯らし一号

東京地方と大阪地方で条件を満たした風が吹いた場合、その年の最初に吹いた木枯らしを、「木枯らし一号」として関東と近畿でだけ発表されます。他の地域では発表されません。過去には、風速が足りず「木枯らし一号」が認定されなかった年もありました。

「木枯らし二号」や「木枯らし三号」も吹くこともありますが、これらは関東や近畿でも発表はされませんし、ニュースなどで取り上げられることもほぼありません。

また「木枯らし一号」が世間に初めてお目見えしたのは、1956年10月20日とされています。「初木枯らし」「木枯らし一番」「木枯らしナンバーワン」などと様々な呼ばれ方をされていたそうです。これらの呼び方が1960年以降に「木枯らし一号」に統一されたと言われています。

春一番と小春日和も覚えておこう

「木枯らし」と一緒によく話題に上るのが「春一番」と「小春日和」です。一緒に覚えて、会話に使ってください。

春一番

冬の到来を告げる強が「木枯らし」なら、春の到来を告げる風が「春一番」と言えるでしょう。

「春一番」が吹くと季節外れの暖かな陽気となります。「春一番」が吹いた後は暖かな陽気は落ち着きその季節らしい気温に戻りますので寒暖差に注意が必要です。穏やかな響きのある「春一番」ですが、海難事故や空の事故にも警戒をしなければいけない風でもあります。

「春一番」認定される条件は、
  • 2月4日頃(立春)から3月21日頃(春分)の間に吹く風
  • 応範囲に初めて吹く温かい強い南よりの風(最大風速が8m/s以上)である事
  • 日本海に低気圧がある事
  • 最高気温が前日より上昇する事

この条件は地域ごとに多少変わります。「春一番」は北日本(北海道と東北)と沖縄を除く地域で発表されます。

小春日和

「小春日和(こはるびより)」とは、旧暦10月頃(現在では11月上旬~12月上旬くらいまで)の晴天で温かい気候の事を指します。「木枯らし」の後に訪れる、春の様なポカポカ陽気がまさに「小春日和」と言えるでしょう。

言葉に春とついていても秋から冬に移り変わる季節に使う言葉なので、春に使わない様に気をつけましょう。まるで春の季節ように穏やかな陽気が続くことから「小春日和」と呼ばれるようになったと言われています。

「小春日和」の様に晩秋(11月上旬)~初冬(12月上旬くらいまで)を指す言葉は、小春空(こはるぞら)、小春月(こはるづき)、小春凪(こはるなぎ)など幾つもあります。

ちなみに、春の良く晴れた穏やかなポカポカ陽気は春日和(はるびより)と言い「子」が付きません。12月上旬過ぎの良く晴れた穏やかなポカポカ陽気は冬日和(ふゆびより)、初秋の好天は秋晴れ(秋日和=あきびより)と言います。

まとめ

  1. 木枯らしは冬の季節風
  2. 木枯らしは関東と近畿だけで発表される
  3. 木枯らしは吹かない年もある
  4. 春一番、小春日和なども覚えておく

「木枯らし」について普段はあまり考えた事のない人でも、豆知識を知ると「ヘ~」となる人も多いのではないでしょうか?気象・気候に関する事象は興味深い事が多々あります。

日々、地球環境も変わってきていますし、今後も変わって行くと思います。ぜひ気象・気候にも少し目を向けて、自然と共存していくきっかけにして頂けたら幸いです。

 

今回は「木枯らし」についてのお話しでした。

 

 

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