蜂は種類で性質と対策が違う!毒蜂を見分ける超簡単な方法も紹介!

2020年8月5日

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今回は「蜂対策」についてのお話しです。

春になり緑の多い公園や緑道に行くと、蜂に出会うことがあります。最近では緑地近くの街の中でも見かけることが増えてきます。

鋭利なトゲと毒を持つ蜂に刺されると痛く、腫れ上がり、場合によっては死に至るニュースを見聞きすることもあるため、怖い虫と考える人も多いでしょう。しかし生態系に必要な昆虫でもあります。

蜂の性質は種類によって違う

蜂の発生時期は共通して春先から秋頃までですが、その生態や性質は種類によって全く違っています。彼らはどのような生活をし、出会ったときにどうすればいいのか、日常生活で出会う可能性の高いミツバチ・アシナガバチ・スズメバチの3種類の蜂の性質や生態を探り、考えてみましょう。

ミツバチ

花の蜜を集めて蜂蜜を作るミツバチの大きさは大きくても2cm程で、体はころっとしており年中通して基本的には穏やかです。何らかの刺激を与えない限り、突然向こうから襲ってくるようなことはありません。人を刺すとトゲが抜けて死んでしまうため、むやみに攻撃をしないとも言われるようです。

また花の蜜を回収してはちみつを作ったり、野菜や果物などの受粉を行ってくれるため、人にとっては益虫でもあります。ミツバチは特に近年、農薬などの影響によりその数が減っているという報告もあります。

なお、春から夏にかけて庭の木や軒下などに何百匹もミツバチが固まっていることがあります。これはミツバチの分蜂といい、古い女王バチが働きバチを引き連れて引っ越しをしています。

その見た目の迫力には驚きますが、刺激しなければ攻撃性はなく、引っ越し途中の休憩をしているだけなので、巣を作りそうなものだけ片付けて数日様子をみましょう。

アシナガバチ

アシナガバチにはくびれがあり、比較的黄色い種類の個体が多く、大きさは女王バチでも3cm程度で足が長くふわふわと飛んでいます。性格は基本的に穏やかな方ですが、季節によって多少変わってきます。

春先の3~4月、冬眠から目覚めた頃は穏やかで臆病で比較的のんびりしていますが、巣作りが本格化する夏から秋にかけて活動的になり、巣がしっかりしてくるとその巣を守るために攻撃的になります。

また新女王バチとオスバチが交尾のために飛び回る秋も、活動的なため注意が必要です。

スズメバチ

スズメバチもくびれはありますが、大きさが4cm程度とアシナガバチよりも大きく、直線的に飛んできます。基本的に攻撃性が非常に高く、夏の終りから秋にかけては最も危険です。巣に少し近づくだけでも威嚇行動をし、こちらが意図していないことでも、スズメバチにとっての刺激となれば攻撃してきます。

ミツバチのトゲと違い、刺しても抜けることはなく、何度も何度も刺し、仲間を呼びます。そのトゲには多くの毒が含まれており、人にとって毒性が高いため、刺されると命の危険にさらされることもあります。また、刺すだけでなく毒液を飛ばすこともあります。

これだけ危険なスズメバチですが、幼虫の餌は昆虫類のため、野菜や果物などにつく害虫を餌にすることで駆除してくれるという面からみると、人にとっての益虫でもあります。

家で巣を作りやすい場所

蜂の発生場所はさまざまです。ミツバチは板状、アシナガバチはシャワーヘッドのような形、スズメバチは丸く大きな袋状と巣の形が違うため、その形状になるような場所を選ぶ傾向にあります。共通して軒下や庭木の枝や木の洞の中、室外機の中や屋根裏などに作りやすい傾向があります。

アシナガバチとミツバチの巣は春先の早い時期から、作りそうな場所、過去に作られていた場所などを定期的に見回り、見つけ次第撤去をすることが大事です。ただし既に大きくなっている場合と、スズメバチの巣は専門業者に頼むほうが無難でしょう。

事前対策を考える

では実際にどのような対策がとれるか見ていきましょう。

家に巣を作らせない

蜂に巣を作らせないための、事前対策も大事です。庭木の剪定や庭の手入れなどを行い、常に見通しや風通しのいい環境を作ることで、比較的巣が作られにくくなります。

軒先のみならず、ベランダなどの死角の隙間などに作ることもあるため、室外機を定期的に動かしたり、家の隙間などを見つけたら塞いだりすることも事前対策になります。

なお巣のように見えるようなものを吊るしておくと、先客がいると思うのか巣が作られづらいという情報もありますが、専門業者の話によると経験上あまり効果はないとのことです。

身につけるものに気をつける

公園や森林では身につけるものに気をつけることも、出会った時の対策になります。特にスズメバチは黒いものに対する攻撃性が高いため、活動的な時期は薄い色の服がおすすめです。

また香りの強い柔軟剤や香水も、興奮する成分が含まれるため避けたほうがよいと言われています。屋外で活動する時には事前対策を十分に行いましょう。

動きに注意する

旗がパタパタしたりヒラヒラした服が風になびくなどの動きにも蜂は反応します。顔の目の前の虫を振り払うような手の動きや、おいでおいでの様な手の動きにも反応する場合があるので注意が必要です。

蜂の巣を見つけたり、蜂に出会った時は?

万が一出会ってしまった場合は、慌てず刺激をしないことが一番大事です。近くに巣があるかもしれません。大声を出したり、手を振り回したりと刺激するような行動は控えて静かに離れましょう。また巣を見つけた時も同様です、落ち着いてゆっくりその場から2ⅿ以上、できるだけ離れましょう。

毒を持つ蜂の見分け方

毒を持っていない蜂もいますが、ミツバチ、アシナガバチ、スズメバチはいずれも毒針を持っていて人に刺す恐れがあります。

この毒針を持っている蜂と持っていない蜂を見分ける簡単な方法があります。毒を持っている危険な蜂は全て腰が細くなっています。腰がくびれてキュッとしまっている蜂は毒をもっていると思ってください。

もし蜂に刺されたら

蜂に一度刺されると体内に抗体が作られ、2回目に刺されると抗体によってアナフィラキシー反応と呼ばれる急性の激しいアレルギー反応を起こすリスクが高くなります。蜂に刺された場合1回目より2回目の方が症状が強く出る場合もあるようです。最悪、死に至るケースもあるとされていますので対処法はおさえておきましょう。

まず、針が残っている場合はピンセットなどで取り除きます。絶対に素手では行わないで下さい。その後、流水で洗い流してください。蜂の毒は水に溶けやすいので効果的です。

更に、刺された場所の周りを強めにつまんで血液と同時に毒をしぼり出しましょう。最後に冷やしたり薬を塗ります。

しかし、これはあくまでも応急処置です。蜂に刺されたら、応急処置を施したうえで直ぐに適切な医療機関で受診しましょう。

まとめ

  • 蜂の性質を知る
  • 毒針を持つ蜂を見分ける
  • 事前対策を怠らない
  • 蜂やハチの巣を見つけたら静かに離れる
  • 刺されたら医療機関で受診する

毒針を持っている危険な蜂でも人間にとっては益虫でもあります。日常的に出会いやすい3種類の蜂の性質や生態を知り、できる事前対策を施すことで、人とともにお互い平和に過ごして行けるようにしたいものです。

今回は「蜂対策」についてのお話しでした。