小さい子供連れで公園に行く時に絶対におさえておきたい対策とは?

2020年8月5日

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今回は「小さい子供を連れて公園に出かける」についてのお話しです。

公園という場所は公共の場所のため、自治体ごとに統一されたルールは無く、公園独自の決まりごと以上のルールは特にはありません。不特定多数の多くの人が利用する公園だからこそ、お互いが気遣い思いやって利用したいものです。

小さい子供連れて公園で遊ぶときにどんなことに気をつければいいか、注意点や対策を考えてみましょう。

お散歩デビューに決まった時期はない

どのくらいの時期から公園に行くか、各家庭ごとに考え方はありますが、小さな子供連れでのお散歩デビューに特にきっちりと決まった時期はありません。

首がすわる

首がすわれば、まずは立ち寄ってみるところからはじめてみましょう。汚れてもいい服装で、時間帯は日差しが柔らかい午前中、暑い日や寒い日は避け、できれば陽の光が穏やかなぽかぽかとした日にお出かけするのがおすすめです。

草花や木に触れてみたり、遊具などを触ってみたり、外の風や空を感じるだけでも、家の中以上に多くのいい刺激を得ることができます。

ハイハイできる

ハイハイができるようになれば、変なものが落ちていないかなど注意した上で芝生の上にレジャーシートをひいて、土や草に触れてごろごろするのも良いでしょう。同時に手や膝の保護対策も行って下さい。

1人で歩ける

一人で歩けるようになれば自分の行きたいところに行き、見たいもの、触りたいものを自発的に触るようになります。このくらいになってくれば、目を離さないように見守りながらも、子供と一緒に遊ぶともできるようにもなります。転倒対策もしてあげると良いでしょう。

歩けるようになったら、お約束も教えて

しっかり歩けるようになりお友だちと遊ぶようになってきたら、怪我をしないためにも、いくつか守って欲しいルールやマナーなどのお約束を、親が教えていく必要があります。特に遊具で遊ぶようになると、ときには大きな事故につながるような様々な問題が起きはじめます。

転落事故が多い

消費者庁の調べでは特に3月から5月にかけて、公園などで遊具に寄る子供の事故が増える傾向にあるそうです。その多くは軽症の怪我程度ですが、中には何週間も入院したり、最悪死亡に至るケースもあるようです。これらの悲しい事故を防ぐため、遊具の安全対策も大事ですが、親や周りの大人達が教えてあげることで防げる事故も多くあります。

例えば、事故の種類の中で一番割合が多いのは転落です。ぶつかったりあたったりも含めると、事故の大半が転落によるものという調査結果があります。特に幼児は遊具からの転落事故が多いようです。高いところは爽快ですし、ヒーローのように飛び降りたくなる気持ちもわからなくはありません。しかし飛び降りることで本人の怪我はもちろん、友達にぶつかって大怪我になる可能性もあります。

また子供は頭の比率が大きいため、どうしてもバランスを崩しやすく頭から転落する危険性が高まりますし、怪我もしやすくなります。

遊具から飛び降りないこと、誰かを押したり突き飛ばしたりしないことを、それをすることがどうして駄目なのか理由も含めてしっかり伝えましょう。

順番を守る

また押したり突き飛ばしたりするようなけんかにならないためにも、順番を守ることの大切さを伝える必要もあります。しっかりと順番を守り、他の人が使っているときにはむやみに近づかないことや、正しく遊具を使うことを教えるだけで、これらの怪我を防ぐだけでなく、けんかに発展するような事態も防げるでしょう。また、公園でのトラブルや事故は活発に動き回る小学生の男の子に特に多いとの報告もあります。

遊ぶときの服装にも要注意

小さな子供連れで遊ぶ際は、服装にも注意点があります。フードや紐などが遊具に絡んだり、電車のドアに挟まれる等の衣類が関係した事故や、事故に至らなくてもヒヤッとした経験をされた方が多いことから、2015年に子供服にも安全基準ができて対策がなされました。

肩から掛けるもの

鞄やマフラーなどをしたままで遊具で遊び、遊具に絡んだり、引っかかったりする事故は発生しています。とにかく公園で遊ぶときには、身につけているものを全て外して遊ぶように教えてあげましょう。肩から掛ける水筒やカバンなども外してから遊びましょう。

紐やスカートなど

また、が取り外せない洋服の場合は紐を全て服の中にしまうように教えてあげましょう。大きめのダボッとした洋服も遊具などに引っかかる可能性があるので注意が必要です。女の子の場合には、装飾のリボンなどを取り外し、スカートやひらひらした洋服はでは遊ばせない様にしましょう。

履くもの

サンダルなどのすぐに脱げてしまうものは避けて必ずしっかりと足を包み込むような靴を選びましょう。外遊びに適した服装かどうかをお出かけ前にチェックしてあげることも重要です。

しっかり親が見守ることで対策にもなる

 

小さい子供は、一度教えて覚えたとしても、夢中になるとつい忘れてしまうことはあります。できることが増えてきたからこそ、このくらいなら大丈夫と読み間違えたり、油断してしまうこともあるでしょう。

子供たちが楽しく外遊びをするためにも、親が暖かく見守ることも大切ですが、うっかりの事故を少しでも防ぐためにも、親は遊んでいる子供を自分の手が届く範囲におき、目を離さず見守る必要があります。

特に最近は、小さい子供連れで公園に行くものの、子供を遊具に向かわせたら親はベンチでスマートフォンをずっと見ていたり、親同士で話し込んでいたりと、子供たちの様子に気づかず、事故の瞬間を見逃すという事態も起きているようです。

また、小学生になると子供達だけで遊びに行くようになりますが、時々親が子供たちがの遊んでいる様子を見に行ったり、不審な人物がいないか等の確認をしましょう。また注意するべき点があったらしっかりと教えてあげることが重要です。

マナーについて

昨今、公園遊びに限らず、あらゆる場面でマナーという言葉が多く言われるようになりました。ルールは基本的に全員に共通する認識ですが、マナーは人それぞれ微妙に違うものでもあり、共通認識ではありません。中には自分は問題ないと判断していたことが、相手にとってはマナー違反だったということもあるでしょう。

これが当然と相手に押し付けるのではなく、これをされたら自分ならどうかと自分に置き換え、相手を思いやりながら、お互い怪我することなく、気持ちよく楽しく公園での時間を過ごせるようになりましょう。

各公園にはそれぞれ独自のマナーやルールがある場合が多いので、インターネットや看板などで事前に確認しておくと良いでしょう。このマナーやルールは変更されることもあるので定期的に確認することをおススメします。

まとめ

  • お散歩デビューに決まった時期はない
  • 歩ける様になったらルールやマナーも教える
  • 服装に注意
  • 親が見守ことも大事
  • マナーは共通認識ではない

これからは子供自身での衛生管理も大切になってきます。元気いっぱいに遊んだあとは、洋服についた汚れや草などを落とし、しっかりと手洗いうがいをする事も教えてあげましょう。汚れた手で食べたり飲んだり、目をこすったりしない様に教えてあげる事も大切です。

今回は「小さい子連れで公園に行く」についてのお話しでした。

 

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