苦労が報われないと感じてる人が見落としてる7つの視点!
会社でどんなに頑張っても報われないと感じている人いませんか?そんなあなたはきっと辛い思いをしているのだと思います。なぜ一生懸命頑張ってるのに報われないのでしょうか。
会社がダメだから、周りの人達が自分の利益しか考えてないから、要領よく振る舞うのに抵抗があるから、嘘をついてまで認められたくないから、仕事を覚えるのが遅いから、作業効率が悪いから等いずれも当てはまるケースがあるでしょう。
しかし、今回はあえて苦労が報われない人が見落としがちな7つのポイントをご紹介します。普段通りに頑張って、この7つのポイントもクリアすることで、会社内、友人内でのあなたの評価はグッと上がるでしょう。
もし、これでもダメなら転職を考えたり、付き合う人を変えてもても良いかも知れません。
プラスを得るよりマイナスを避けたい
人はプラスを得たい願望よりもマイナスを避けたい願望の方が強いと言われています。人は喜びや楽しさを感じる環境にいたい願望よりも損失を受けたり不快になる環境を避けたい願望の方が強い傾向にあります。また、プラスとマイナスを同時に行うならプラスもマイナスもしない方が良い結果が出やすいとも言われています。
身近な例えをご紹介します。
- 時々大活躍するけどミスが多い人より、ミスが少なくて大活躍も超まれな人の方が評価されやすい。
- 借りたものを返さないで奢るよりも、奢らないで良いので借りたものを先に返した方が信頼される。
- 脂質や糖分、塩分の高い食事を3食繰り返し食べながら毎日ジム通いするよりも、毎日ジム通いはしなくても3度の食事に気をつけた方が健康的な日々を送れる可能性が高い。
- 時々他人にキツくあたる人がちょくちょく差し入れするよりも、差し入れはいらないので常に他人を尊重した方が雰囲気は良くなる。 などなど
マイナスにならないように最悪の状況を常に想定しておくことはリスク管理の視点でも有効でしょう。
ただ、バランス感覚も重要で時にはリスクを取ることでプラスの結果を得ることができる場合もあります。そのため、状況に応じてリスクとリターンのバランスを保ちながら慎重な判断を行うことが重要になります。
もしかしたら、あなたは会社や同僚に利益を与えようとする前に損失を与えない様に努力した方が良いのかも知れません。
法基盤は最低限の道徳観や倫理観
「法基盤は最低限の道徳観や倫理観」という言葉を聞いたことがある人もいると思います。これは法律や規則等は、円滑な社会生活を維持したり人間関係を構築するのに、人として社会人として最低限守るべきラインであるという意味合いです。
多くの人は法律や規則よりも高い道徳観や倫理観を基準にして行動していると言われています。最低限の法律や規則を守りつつ、他人への尊重や配慮も行なっているという感じでしょうか。
「法律を破ってないから大丈夫でしょ」「規則にやらなきゃダメなんて書いてないじゃん」「法律的に何も間違った事してない」みたいなセリフを聞いたことがある人もいるでしょうい。小学生が言いそうなセリフだなと感じた人もいると思います。
簡単にいうと「法律では裁けないけど一人の大人として社会人としてどうなのよ」って感じです。法律や規則に反しなければOKとなってしまうと円滑な社会生活が送れなくなる可能性が高まります。
身近な例をご紹介します。
- 有給休暇を取る時に状況に関係なく取って当たり前という圧をかける。負担をかけた人にお礼や埋め合わせなどしない。
- 自分達がやるべき役割なのに他人にお願いして自分達は休憩する、先に帰る、話し込む。
- 人には手伝ってもらうが、自分が手伝うときは不満タラタラ。
- 10分の残業が付かなそうだと怒るけど、15分時間が空いた時は仕事はせずスマホをみる。
- 朝の着替えの時間は勤務時間と言う理由で他の従業員より10分遅く現場に来ても5分の残業代は当然と言わんばかりに請求する。 などなど
道徳や倫理は、法的には強制力がありませんが、社会的な規範や良識に基づいています。上記の例は、他人に対する尊重や配慮、公正さ、誠実さなどが判断基準に含まれていない良い例と言えるでしょう。
最近いわれている◯◯◯様はここで引っかかっている人の事を言っている可能性もあるかも知れません。
もしかしたらあなたは、最低限のルールは守るけど他人への配慮という部分が欠けているのかも知れません。
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権利と責任と義務
権利と義務と責任の関係性や重要性はいろんな場所で説かれていますが、なかなか浸透していないのが現状かも知れません。
権利は義務と責任の内容や大きさによって決まるとも言われています。会社では誰にでも当てはまる権利もあれば、義務と責任の内容や大きさによって当てはまる人がいたり、人によって程度や内容が異なる権利もあります。大きな権利といえば決定権でしょうか。
会社での責任も皆同じ様な責任もあれば、人によって立場によって異なる責任もあります。大きな責任では最終的な責任を誰が負うかと言うことかも知れません。立場や役職によってもその責任の大きさは様々です。
会社での義務も皆同じ様な義務もあれば、役割によって変わる義務もあります。大きな義務といえば支払いの義務でしょうか。
会社で権利を主張する場合に気をつけたいのは、自分はどんな責任を負っているのか、その責任をちゃんと全うしているのかを確認することです。また、自分はどんな義務を負っているのか、その義務をちゃんと全うしているのかも確認した方が良いでしょう。
もし会社で発言権、決定権を得たいのであれば、大きな責任を負ってかつ全うする、または会社のために出資するくらいの覚悟が必要となるかも知れません。
経営陣としては、責任を負っている人や株主の様に出資している人の意見と責任も負わないでお金も出さない人の意見とでは重みが違うと言うのが本音かもしれません。「金は出さないが口は出す」「責任は取ろうとしないが分け前は取ろうとする」では大きな影響力は得られないでしょう。
権利と義務と責任はお互いに関連しているので、バランスを取ることが重要です。また他の人にも権利や義務や責任がある事をもう一度心に留めておきましょう。あなたの権利だけが尊重されるべきではなく他の人の権利も尊重されるべきなのです。
権利を行使する時は他の人の権利や義務や責任を害さない範囲内で行いましょう。もし、他の人に負担をかけてしまう場合は事前、事後に埋め合わせをする、妥協点を見つける等の調整することがとても重要です。ここは道徳感や倫理感も絡んできます。
もしかしたらあなたは、大きな責任も義務も負わないで他人への尊重もなく自分の権利ばかり主張しているのかも知れません。
人選は好き嫌いで決まる
これは認めたくないことですが、現実社会ではよくあることです。人間は感情の生き物という言葉もよく耳にします。
会社の人選において好き嫌いを避けることは、公平さと尊重を重視する基本的な原則なのは間違いないでしょう。好き嫌いによって人選が行われてしまうと、個人の感情や主観が大きな影響を与えてしまい公正な評価や機会の提供が失われる可能性が出てきます。
結果的に、能力や実績や適正などに基づく適切な人事判断が妨げられ、組織全体のパフォーマンスやモラルが低下を招く恐れが出てきます。
公平な評価基準や透明性のある選考プロセスを確立し、決定権のある人達が偏見や個人的な感情に左右されないようにトレーニングを積んだりガイドラインの提供するなどの対策を取るのが理想的でしょう。
本来であれば、能力や実績、適性などの客観的な基準に基づいて人選は行われるべきです。誰もがそう思うでしょう。しかし、現状としては好き嫌いで人選がされることが多々あります。
「なんであの人が選ばれたの」「◯◯さんが移動なの」みたいな会話は時々耳にします。昇格試験があるような会社ですら聞きます。
さらに言うと、この様な不満を言っていた人ですら、人選をする立場になると好き嫌いで人を選ぶ傾向にあると言うことです。外向きにはマシな理由をつけますが、最終的には人選する人の好き嫌いがかなり影響すると言われています。
なかなか評価されない、部下がどんどん離れていく、顧客が付かない、自分だけ知らなかったなどの悩みがあれば一考の価値はあると思います。
もしかしたらあなたは、公私共に人として好かれる努力をした方が良いのかも知れません。
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自己評価が高すぎ
人は誰でも自分が可愛いものです。自己評価と他者評価を比較すると自己評価の方が高くなりがちです。実際の能力や成果よりも高い自己評価を持ってしまうことは良くあります。
つまり、自分の能力や成果を過大評価している人が大勢いるのです。これはある意味やむをえないことなので、自覚することがとても重要です。
自分を過大評価している人の特徴を挙げておきます。
- 他人の意見やフィードバックを受け入れようとせず、自分の主張を優先し押し通す。
- 失敗や批判を受け入れられず、自分自身を責めることなく他者や環境のせいにする。
- リスクを過小評価してしまい、なんとかなると思い込み計画や判断が不十分になる。
- 上から目線になりがちで、コミュニケーションや協調性に問題を抱える などなど
また、2:6:2の法則をご存知の人も多くいると思います。例えば、中学校の成績は大きく分けると、上位の2割、中間の6割、下位の2割に分けられます。この上位の2割の人達が成績の良い高校に集まると、今度はその高校で2:6:2の法則が生じます。中学時代は上位2割だったのに高校生になると中間層の6割や下位2割になる人達が出てきます。
自分が今の会社で2:6:2のどこの層にいるのかを正確に把握することが重要です。もしかしたら、あなたは会社にとってとても重要な上位2割の人ではないのかも知れません。人数的にいてくれると助かる6割の層の人かも知れません。
- 今の仕事はあなたにしか出来ませんか?
- 今の仕事はあなたにしか覚えられませんか?
この問いは自分を客観視するのにとても良い質問です。あなたも時々自分に聞いてみて下さい。
自己評価が高すぎる状態は、自己成長や人間関係構築に障害をもたらす可能性があります。適切な自己評価を保つためには、客観的なフィードバックを受け入れることや、自己反省を行うことがとても重要です。また、他者との協力やコミュニケーションを通じて、自分自身を客観的に見つめ直すことも役立ちます。
もしかしたらあなたは、もっと謙虚に振る舞った方が良いのかも知れません。
国や制度や会社に期待しすぎ
国や制度、会社に依存しすぎの人も要注意です。国や会社があなたの為に出来る事には限りがあります。あなたを家族の様にサポートするのは当たり前ではありませんし無理でしょう。国や会社は限られた財源や人材、時間の中であなたをサポートしているのです。また、制度は時代や環境によって変化します。
国や制度、会社に依存しすぎの人の特徴を挙げておきます。
- 要望が強すぎて、思ったように答えてくれないと言う不満を抱く傾向がある。
- 期待が高すぎて、自分ならではの問題点へのサポートが遅いとか不十分と言う失望を抱く傾向にある。
- 自分ファーストすぎて、自分の理想や他者との比較により不満を抱く傾向がある。
- 依存度が増し過ぎて、自分の責任や役割を見落とす傾向がある。
やってもらう事ばかり考えるのではなく、自分が出来る事も考えないといけません。自分が国や会社にどんな貢献をしているのか、あなたが出来る事は何なのかも考える必要があります。適切な期待を持ち、現実を客観的に見つめることがとても重要なのです。
もしかしたらあなたは、当たり前のように過剰な要望をしているのかも知れません。
被害者意識が強すぎ
被害者意識が強い人はとにかく発する言葉がネガティブで攻撃的です。周囲の人達はこういう人の影響を受けないようにしなければいけません。一緒にいるとエネルギーを奪われグッタリしてきます。もっと話したいと思うのと真逆で早くこの場を離れたいという感覚になります。
負の連鎖に陥って、他者や環境を批判したり他者を攻撃しながら同じ場所をいつまでもグルグルと回っている様な人、年齢を重ねるごとに精神性や人間性がどんどん落ちて行っているのに自覚のない人も要注意と言えるでしょう。
被害者意識が強い人の特徴を挙げておきます。
- 責任転嫁が染み付いている
- 問題に向き合わずネガティブな感情に自ら浸る
- 悲観的な思考パターンを繰り返す
- 聞いてもいない自己アピールや自慢話を繰り返す
- 他人の欠点、ネガティブな事をいつも考えている
- 終わった事にいつまでも執着して忘れない
- 他者からの同情やサポートをいつも期待して、自分でなんとかしようとするより他者に介入してもらおうとする。
被害者意識が高すぎる人は、自己成長や問題解決能力の向上を妨げるだけでなく、周囲の人々にも負の影響を与える可能性があります。一緒に働きたい、仕事の後に一緒に食事に行きたいと思われる様な努力や投資も必要かも知れません。
もしかしたらあなたは、自覚なしに周囲の人達のエネルギーを奪っているのかも知れません。
まとめ
苦労が報われない人が見落としがちな7つのポイントです。
- 人はプラスを得るよりマイナスを避けたい
- 道徳や倫理は最低限の法規範
- 人選は好き嫌いできまる
- 権利と責任と義務を考える
- 自己評価高すぎ
- 会社や国や制度に期待しすぎ
- 被害者意識が高すぎ
「こんなに頑張ってるし貢献もしているのに会社も周りの人も全くわかってくれない」と感じている人はいると思います。普段の努力をした上で、7つのポイントをクリアしても、もし本当にそうなら今すぐその組織やそんな人達からは離れた方が良いでしょう。転職したり付き合う人を変えても良いと思います。
もしかしたら、あなたは自分の人生を環境や他人に食い潰されているのかも知れません。
ただもう一度自分を見つめ直すと言う選択肢もあります。あなたの努力が報われるようにこの記事が少しでも参考になれば幸いです。