マウント対策!嫌いな人ランキング上位であり続ける強さの秘密とは?

2021年11月19日

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今回は「マウント」についてのお話しです。
「自分にマウントをとってくる人が好きだ!」と言う人はおそらくいないでしょう。それどころか、ウザいとかムカつくと言う感情が湧き上がってくる人が多いと思います。悪人と言うよりは嫌な奴というイメージでしょうか?
今回は、それもそのはずだと言う納得の理由と対策法をご説明いたします。

マウントとは?

嫌いな人の特徴を人に聞いたとき、必ず上位に挙げられるのが「マウントを取ってくる人」です。マウントというのは、他人に対して自分が上位であると振る舞う行為で、哺乳類が相手に馬乗りになったり乗りかかったりすることを意味する「mount」という単語が語源となっています。

実際に会話で使われるマウントとは、他人に対して自分が上位である、自分の方が優位性があると示す行為のことです。例えば、Aについて話している時、Aのより詳しい知識を披露することで「自身の方が知識がある=優れている」と示してくるような行為を指します。

この時に重要なのは、より詳しい知識を披露した側が、詳しい知識を持っていない側を「自身より下位の存在」として扱っているかどうかです。

「自分がたまたま知っていただけ」と対等の立場を認識して振る舞っているとか、「共有した方がいい知識だから知ってほしい」といった親切心などによる知識の披露は、受け取り側の認識にもよりますが、一般的にはマウントを取っているとは判断されにくいものです。

あくまでも、自分はこの人より優れているという態度を示してくる行為が「マウントを取る」なのです。

また、自分が相手より優れている所を探して、言動や表情で自分が上で相手が下であると言う事をわからせようとしたりします。そのくせ、自分が相手より劣っている所には触れようとしなかったり、もっともらしい理屈でごまかそうとしたりする人もいます。

マウントを取る人の心理

人間関係においてそのような優劣を決める行為は、相手に失礼な振る舞いそのものです。それでもマウントを取ってしまう人は、いったいどのような心理で行っているのでしょうか?

マウントを取る人の心理として、よく知られているのが「根底に不安がある」ということです。というのも、マウントを取るという行為は、「相手に無理やり自分を認めさせる行為」と言っても過言ではありません。

あなたより自分の方が優れていると示すことで、「すごい」と思ってほしいのです。既に自分に自信がある人は、このように相手に無理やり自分を認めさせるような行為をする必要はありません。自分に自信がなく、根底に不安を抱いているからこそ、相手に無理やり自分を認めさせるためにマウントを取るのです。

いったいどんな人にするのか

マウントを取るというのは、相手に対して優位に立つ、つまり相手を下に見るという行為ですから、相手を傷付けたり怒らせたりしてしまう可能性が常にある行為です。それでもマウントをとる大人がいるのと言うのが現状なのです。

マウントをとる相手を選んでいる

マウントを取る人は、無意識下でマウントを取れる相手を選んでいると言われています。

マウントを取って逆上されてしまい、怒られなどしたら、マウントを取る人はその欲求が満たされるどころか、自分が傷付いてしまいます。そのため、どんな人にするかというと「傷付けられても耐えてくれる人」「立場上、自分に対して怒りを向けられない人(後輩や部下、配偶者など)」を選んで、マウントを取ってくるのです。

相手を傷付けるかもしれないと解ってはいても、自分は傷付かない様に保身に走り、自分の欲求を満たそうとするのです。どのような人物であればマウントを取ってもトラブルにならないかを見極めているのが、大人になってもマウントを取ってくる人の特徴なのです。

成長過程の子供

しかし、子供はそうではありません。もしマウントを取ってくるのが小学生などの子供であれば、相手を選ぶということは特にしていません。とにかく承認欲求を満たすために、誰に対してもマウントを取ろうとしてしまうのが成長過程の子供の特徴だからです。

マウントで利用しやすい事象

マウントが取られやすい例としてよく挙げられるのが、学歴です。日本では、小学校・中学校までは義務教育で誰でも入学することができますが、高校から先は任意かつ自身の学力や技術によって、入学できる学校が決まってしまいます。

学歴は偏差値という具体的な数字で、学校や学部ごとの入学レベルの差異を可視化してしまうので、マウントを取る手段として非常に利用されやすいのです。

具体的にどんな方法でするのかというと、些細な会話からマウントに発展させられることが多くあります。例えば、仕事で判断に迷う業務を行っていると、やってきた上司が「君は○○大学卒だから分からないかもしれないけど」といちいち一言挟んでから説明をしてくる、といった方法です。

言外に「○○大学より偏差値が高く、入学難易度の高い△△大学に入った自分」をアピールし、学歴でマウントを取ってくるのです。

学歴以外にも、学生時代のスポーツの実績や、会社の知名度、役職、経済力、人脈、家柄、家庭環境、車やアクセサリー、親、夫や妻、子供、恋人、友人・知人なども良く利用されます。

マウントから身を守る方法

前述の通り、マウントを取る人は傷付けられても耐えてくれる人を選んで行います。もちろん、耐えているからといって傷付かないわけではありません。

残念なことに、既にあなたはマウントをとる対象に認定さているかもしれません。今後、対象に認定されてしまうかもしれません。自尊心を傷付けられないよう、5つのマウントから身を守る方法を身につけておきましょう。

はっきり言葉で表明する

具体的な方法ですが、一番効果的なのは、やはり「それはマウントだときちんと言葉で指摘する」ことです。とはいえ、マウントを取ってくる人の性格を考えれば、こちらが真っ向から指摘しても逆ギレをしてくる可能性は十分あります。

その場合、怒って指摘するのではなく、はっきりと「あなたのマウントは傷付く」と表明するのが効果的です。

自身の行為が誰かを傷付けていたことを知って、自己嫌悪しない人間はそうそういません。その場ではすぐに反省できないかもしれませんが、時間が経つにつれ「マウントを取ってしまっていた、これはよくない」と考えるようになり、徐々に改めていく人がほとんどです。

態度や表情で表明する

そもそも「はっきり言えないから困っている」と言う人もいるでしょう。それもそのはずで、「はっきり言わない人を選んでいる」可能性もあります。言葉で表明するのが難しいと感じたら、態度や表情で表しましょう。

ポイントは「あなたのマウントは傷付く」と言う事を相手に解らせる態度や表情を怒らずに作る事です。

距離を置く

はっきりと、傷付いていることを言葉で伝えたり、態度や表情で表明しても言動を改善してくれないような人は、一方的にあなたを傷付け続ける人ということですから、自分の身を守るためにもその人と疎遠になる方法を探りましょう。ポイントは徐々に離れることです。

表明と距離を置く順番を逆にする

自分を傷つける人とは関わらない方がよいと言うのは、歴然とした事実でしょう。しかし、はっきりと伝えるのが困難な状況や、はっきりと言葉や態度で伝えるのが苦手な人もいるでしょう。

そのような場合では、表明と距離を置くの順番を逆にすると言う手もあります。まずその人と疎遠になる方法を考えて、徐々に距離を置きます。ここでもポイントは徐々に距離を置くと言う事です。

多くの人はいずれ「自分は避けられている」「好かれていない」と言う事を察し、言動に変化が現れるでしょう。よく観察してみて下さい。

それでも、わざわざ近づいてきてマウントを取ってくる人や「なぜ自分と距離を置くのか?」と言う質問をして来る様な人もいるかもしれません。その様な状況になってから「あなたのマウントは傷付く」と言葉や態度、表情などで表明してみるのも一つの手です。

どちらの順番にせよ、そこまでしても反省をしない、態度を改めない様な人は、あなたが付き合っていく人ではありません。そんな人からは相手にされない方があなたの悩み事は減っていくと思います。

また、距離を取ったり言葉や態度で表明する事で逆にあなたを非難してくる人もいるかもしれません。心身の危険を感じる場合やた施策をとるのにどうしても状況が許さない時には、自分で解決しようとはせずに専門家や専門機関に相談する事をおススメします。

心の整理

もしかしたら、心優しいあなたは、距離を置くことに罪悪感を持つかもしれません。しかし、そんな必要はありません。単にあなたが付き合う人ではないと言う事です。「お互いに本音では必要としている人ではないんだ」「付き合う事で自分も相手も不幸に向かっているんだ」と考えると気は楽になります。

無理やり良い所だけを見て、自尊心を傷つけられても耐えながら付き合う必要もありません。あなたが付き合わなくても大丈夫な人です。自己満足の為にあなたを傷つけている人です。何とかしてあげたいと考えていたとしても、あなたが何とかしようとはせずにプロに任せましょう。

そして、信頼できる友人や知人に正直に話しておきましょう。できれば、マウントをとる人を知っている共通の知人や友人の方が良いでしょう。自分の辛い思いを理解してくれる人がいると思うと心は軽くなるものです。

まとめ

  1. マウントをとる人の心理を知る
  2. マウントの方法を知る
  3. どんな人に取るのか知る
  4. 対策法を知る

どんなに時代が進んでも、マウントをとる人はいなくならないと言うのが悲しい現実の様です。

職場やご近所付き合い、ママ友付き合いなど厄介なケースもありますが、一つ言えるのは「あなたがそんな人達の犠牲になる必要はない」と言う事です。つまり、あなたもマウントをとる人もどちらも幸せにならない関係性だと言う事です。

「マウント対策」は一生使えるスキルです。この記事からヒントを得て快適な人間関係構築を目指すきっかけにして頂けたら幸いです。

 

今回は「マウント」についてのお話しでした。

 

 

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