「左回りの法則」だけじゃない!スーパーの売る仕掛けが早分かり!

2024年5月6日

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今回は「スーパーの売る仕掛け」についてのお話しです。

スーパーでは、入店してからお会計を済ませるまで、消費者の行動・心理を踏まえたうえで戦略的に商品の陳列がされています。その一つに「左回りの法則」があります。これはスーパー以外でも活用されている仕掛けです。

スーパーの経営者は当たり前のように知っている法則ですが、一般消費者にはそれほど浸透していない法則です。また「左回りの法則」以外にも様々な戦略がありますので、ぜひ参考にして日々のお買い物をもっと楽しんで頂けきたいと思います。

左回りの法則とは?

最初に「左回りの法則」をご紹介します。

人間は右回りよりも左回り(反時計回り)の方が安心感を感じやすいそうです。人間は右側よりも左側に寄って行き、自然と左側に寄って行く傾向にあり、人間は目の前に大きな障害物が現れたら左に回るそうです。つまり、人間は左側に行きやすく、左側を注視しやすくなると言う事です。

理由としては、人間は身体を右よりも左にひねりやすいから、人間の心臓は身体の中心よりも少し左にある為心臓を守ろうとするから、人間の身体には大きな重い肝臓が右側にるので、身体のバランスを取るために左側に重心を移す習性がある。感覚を司る右脳は身体の左半分をの器官と連携している等幾つかの理由が挙げられています。

その他にも、アミノ酸や素粒子、磁極と絡めた小難しい説もあります。興味がある人は調べてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、スーパーやコンビニのみならず、百均やアパレル関係の店の商品陳列、イベント会場、緊急避難時の動線、陸上のトラック、自転車競技、カーレース、野球やソフトボール、スケートリンクなどは左回りです。

しかし、遊園地の一部のアトラクション、お化け屋敷、ミステリーツアー、盆踊り、観光地のスポット、超高級ブランドショップなどは、ドキドキ感を出す、不安をあおる、非日常を演出するためにあえて右回りの設計をしていると言われています。

余談ですが、人間は右利きの人が圧倒的に多く、右利きの人は右廻しのほうがやりやすいので、蓋やネジなどは右廻しなんだそうです。グラスの中の氷をストローで回す時は右廻しする人が多いのではないでしょうか?

スーパーで商品を売る為の仕掛け

スーパーでは商品を買ってもらおうとする戦略だらけです。その代表的なものが「左回りの法則」でしょう。ここではその他の戦略も一緒に見ていきましょう。その仕掛けを知ると今までよりもっと買い物が楽しくなると思います。

スーパーの王道「左回りの法則」

実際に普段買い物しているスーパーは、左回りですか?右回りですか?思い出してみて下さい。店舗の構造上無理と言う場合、あえての戦略を除いて多くのスーパーが左回りに設計されていると思います。お客さんの動線を右回りから左回りに変えたら売り上げが10%前後上昇したと言うケースもある様です。

その理由は先程の「左回りの法則」を思い出していただけたらと思います。また、消費者心理として左回りの方が情報収集しやすいとも言われています。節約の為にあえて右回りをする人もいるくらいです。

しかし、「左回りの法則」には科学的根拠がないと言う説もあり、単に人間の利き手、利き足は右の人が圧倒的に多いので、左足を軸足にして左手で買い物かごを持ち、右手で商品を取るのが自然だからと言う説もあります。

いずれにせよ、スーパー等での売れ筋商品やお店が買ってほしい商品は右手で取りやすい場所に陳列されている場合が多いと言う事です。ちなみに子供が好きそうな商品は低い段に陳列されて、大人が好きそうな商品は高い所に陳列されています。

また、右回りの方が、消費者に商品の場所を覚えてもらいやすく、リピート時に安心感を与え消費を促すため、左回りよりも大きな利点があると言う説もあるそうです。

外周に主力商品・定番商品がある

スーパーでは、基本的に外周に主力商品・定番商品があります。つまり、壁際を一周すれば、最低限必要な食料はほとんど揃ってしまします。

多くのスーパーが、青果→鮮魚→精肉→卵・乳製品→パン・お弁当の順に並んでいると思います。またそれぞれのコーナーには関連商品や調味料なども置いて有りとても便利です。ちなみに乳製品コーナーは、左回りなら入り口から左奥に、右回りなら入り口から右奥にある事が多いのは有名な話しです。

では、店舗の中通路には何が置いてあるのかと言うと、お菓子、お酒、洗剤、文房具など最低限必要な食料品以外の商品が並んでいます。誘惑されがちな魅力的な商品やおそらくもっと安く買えるであろう商品が所狭しと並んでいますので、人によっては注意が必要なエリアかもしれません。

入店したらまず鮮やかな色が目に入ってくる

スーパーの入り口付近には必ずと言っていいほど、色鮮やかなフルーツや野菜が並んでいます。これは脳に刺激を与えて購買意欲を高める為の商品配置です。青果コーナーに限った事ではありませんが、より新鮮に見せる照明や色の組み合わせがされているものと思ってよいでしょう。

大きめのスーパーでは買い逃したら戻るのが大変なお店もあります。買い忘れのない様にと言う消費者心理もプラスされて、ついつい買い物かごへとなる場合もある様です。

また、初めに肉や魚などの値段の高いものよりも、価格の安いフルーツや野菜を置くことで購買意欲を低下させないと言う狙いもある様です。

スーパーには窓がない

スーパーには窓がないのをご存知でしょうか?窓があるのは会計後の袋詰めする場所だけと言う店舗がほとんどです。

これは、某有名遊園地でも行われている戦略の一つです。買い物中には外の景色は一切見せずに、非日常空間を演出し意識を買い物だけに集中してもらい、少しでも多くの商品を買ってもらいたいと言う店舗側の思いが現れています。

スーパーには時計がない

これも有名な戦略の一つです。滞在時間と売り上げは比例すると言うデータがある様に、消費者の滞在時間を少しでも伸ばして商品を買ってもらおうとする戦略の一つです。時間を忘れて買い物をして欲しいと言う店舗側の思いが現れています。

明るい音楽とマイクパフォーマンス

スーパーでは明るい軽快な音楽が大きすぎず小さすぎない音量で流れています。これも購買意欲を刺激しつつ滞在時間を長くする戦略の一つです。

さらに、かきいれどきの時間帯に消費者が入店から退店するまでの間に一度は流れると思われるマイクパフォーマンス。店員さんが消費者の会話を遮るほどの大きな声で時を止め、みんな大好きな「期間限定商品」「数に限りがある商品」「本日だけのお値打ち商品」を教えようものなら気持ちはたかぶるばかりです。

カートと床

消費者の滞在時間を長くする戦略として、カートと床の組み合わせを工夫している店舗もある様です。急いでカートを押すよりもゆっくりとカートを押した方が快適に感じる様に設計されている店舗もある様です。

前陳とラベル

店員さんが商品を前に並べ替えているのを良く見ると思います。商品ラベルを表向きに手前に右寄せで詰めて置くことで売り上げが上がると言われています。地道な作業に見えますが、店舗スタッフはこの様な努力も抜かりなくやっているのです。

店舗の奥が広い

スーパーでは、入口より店舗の奥の方が広い作りになっている場合が多くあります。人間の狭い所から広い所へ向かっていくと言う習性を利用したもので、これも滞在時間を長くする戦略の一つと言えるでしょう。

また、賞味期限の近い商品やラベルが切り替わる予定の商品などのワゴンセールは、スペースの広い店舗の奥にあり、多くの人に手に取ってもらえる様に工夫しているのです。

レジ近くのちょっとした商品と買い物カゴ

レジ近くに手に取りやすい大きさの商品が置いてあるのは、衝動買いするタイミングは会計時直前が一番高いというデータに基づいたものです。

また買物カゴがいたる所においてあるのは、欲しいと言う衝動が起きた時にすぐに商品を買い物カゴに入れてもらう為です。

チラシは有能

「本日は特売日」「ポイント3倍デー」「○○フェア開催」「目玉商品」「2つ買うと更にお得」「お刺身全品2割引き」などチラシには魅力的な言葉が並んでいます。どうせ同じ商品を買うなら少しでも安く買いたいと全ての消費者が思うでしょう。

店舗側が定めた割引対象商品を購入すると、消費者は気分が上がってしまい割引対象外の商品もついつい買ってしまう確率が高くなります沢山買って満足な消費者と沢山売れて満足な店舗側とある意味ウィンウィンの関係とも言えなくはありません。

つまり、チラシを見て来店した消費者は、必要ではない商品、買う予定ではなかった商品を購入してしまう確率が上がってしまうのです。

また、チラシに「お刺身特売日」と載っている日には、普段は商品として置いていない「魚のあら」が数量限定のレア商品として置かれている場合が多々あります。餌につられた魚の気分を味わうにはうってつけの商品と言えるかもしれません。

まとめ

  1. 「左回りの法則」を知る
  2. スーパーの様々な戦略を知る
  3. 仕掛けを理解したうえで買物を楽しむ

買物がちょっとした気分転換になると言う人もいるのではないでしょうか?でも、もし気分転換も兼ねていた買い物が、全て店舗の計算どうりだったとしたら驚かされませんか?

全ての行動が店舗の計算通りとは言い過ぎかもしれませんが、どんな商売にも色々な仕掛けがあると言う事を、この記事を通して改めて認識して頂けたら幸いです。

 

今回は「スーパーの売る仕掛け」についてのお話しでした。

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